紀伊半島徒歩旅

なんだかもの凄く 懐かしいカテゴリ ですな。 今から4年程前まで 使用していたカテゴリ だったりします。 当時は結構いい加減に まとめ過ぎたきらいがあり、いつかそのうちきちんとまとめたいなと 思っております。 一応番外編ブログに大まかに載せておりま…

1995年。紀伊半島徒歩旅。 その最終日。 大阪府岬町、小さな町の一角に 小高い丘がある。登るとそこは 鎮守の杜、国玉神社。 前日、春一番が吹いた。雨の中、 和歌山市へ。メイン通りのラーメン屋で 食ったラーメン定食780円が妙に 美味かった。なんて店だっ…

1995年3月15日。 紀伊半島一周徒歩旅。 その13日目。有田川。 御坊市の海岸で野宿し、 今旅最後の難所、水越峠を 越え、平地に至れば、やがて 有田川に沿うようになる。 国道沿いの無人販売所で100円で8個入ったハッサクを買い、 食べながら歩く。産地だけあ…

1995年、紀伊半島徒歩旅。 その12日目の早朝。 ここはJR紀勢本線の 紀伊新庄駅。周辺に 民家はあるが、一応 無人駅だ。 すぐそばの国道42号線の 道路補修工事の騒音の為、ほとんど眠れず朝を迎える。 いい迷惑だったが、こんな所を寝床に選んだ手前、 文句は…

1995年。紀伊半島徒歩旅。 その10日目の朝。 ここは本州最南端、潮岬。 前日の夕方、遂に辿り 着いた。 芝生の公園になっており、無料のキャンプ場でもある。 名古屋から来た、スズキカタナ750に乗るライダー氏と旅の話で 盛り上がった。彼は、半年掛けて、…

1995年。紀伊半島一周 徒歩旅。その8日目。 「ビジネスホテル河上」 で宿泊した次の朝は、 雨の朝。 ど根性ガエルの再放送を テレビで観てから、貰い物のJリーグポンチョを着て、 雨天完全装備で出発。 昼過ぎまでずぶ濡れになりながら、陰鬱な気分で歩いて…

1995年、紀伊半島一周 徒歩旅。7日目。 この旅最大の難所、 矢ノ川(やのこ)峠を 無事通過して、その下り。 矢ノ川峠は、2000m以上もあるトンネルで越える。 クルマの排気ガスと、爆音をたっぷりと。 しかしなんだな、わざわざ三脚おっ立てて、ポーズなんざ…

1995年。 紀伊半島徒歩旅・6日目。 今旅最初の難所「荷坂峠」 を越え、山間部から 一旦下りて来る。 三重県、紀伊長島町。起床時には0℃であったのに平野部に 下りて来たお昼頃には、20℃近くを、手持ちの気温計は指した。 ダウンジャケットを着て歩いていると…

紀伊半島徒歩旅 4日目の朝。 JR関西本線、関駅。 ここは夜だけ無人なので、 駅宿をさせて貰った。 駅のベンチで寝るので あるが、これは路上とは比較にならぬ快適さであった。 5時25分起床。6時頃、駅員さんが列車に乗ってやって来た。 旧東海道の関宿は、国…

1995年、紀伊半島徒歩旅。 3日目の朝。氷点下。 三重県上野市のはずれ、 治田(はった)という 集落の公民館のような 建物の軒下にて野宿。 一応周辺住民の許可は得ていたりする。コミュニケーションって大切ですね。 あれ、カメラ目線は嫌だの何だのと書き…

1995年。奈良県都祁村 付近。紀伊半島一周 徒歩旅の2日目。 R25名阪国道を向こうに、 その旧道をひたすら。 寺崎勉やシェルパ斉藤の影響で(基本的に誰も知らないと思われる 方々だ!)、あからさまなカメラ目線と、ピースサインは極力避ける。 セルフポート…

阪神・淡路大震災の 約2ヶ月後。 「卒業旅行、どうする?」 「別に。俺行かない」 ひとりで、紀伊半島を徒歩、つまり独力のみで旅をしたい、などと 一体全体誰に理解して貰えましょうか。言えなかったなあ。 震災の後、僕は被災地で少しの間、働いていた。そ…