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電車に乗って出掛けたのだ。
市内を少し離れた土地へと。
知らない街の知らない駅を
降りると何かがはじまり
そうな気がしてちょっと
嬉しい。

そしてその街でお買い物
なんてしてしまうとまた嬉しい。そう、昨夜書いていた通りで、
僕は買い物をする事となった。先日売却したアフリカツインの
次期候補として何となく考えていたバイクに逢いにその街へ。
素敵な女性に逢いに行くほどのときめきはないが（？）まあ
そこそこにわくわくしていたのである。
そしてそいつに逢ったのである。

SUZUKIのGN125-2Fという125cc、第2種原動機付自転車
なのである。ナナハンのアフリカツインからえらくサイズ
ダウンしたものだが、僕は手軽でいてスクーターではない
バイクらしい外見のものを探していたので丁度いい。

1980年代前半に発売された頃のデザインをほぼ継続して
踏襲しているらしいレトロな雰囲気満載なバイク。

現在はチャイナOEMとなっているのがちょいとアレだが、
評判は悪くなさそうだ。SUZUKIブランドを残している
輸入車だ。上の2台は既に売約済みとの事。

2種類あり、H型と2F型がある。上記写真左がH型、右が2F型。
H型の方が少し小柄で少し安い。H型はビギナーの学生さん
などに人気らしい。2F型はH型の改良版で馬力は落ちるが
キックスターターが標準装備されているのと燃料計や
エンジンガードがついている。その他も違う点多数。
燃料計など別にいらないがその他値段の割りには装備が充実
しているのがいい。最初はH型がどうかと思っていたが、
2F型にすぐに心惹かれた。H型と違い、チューブレスタイヤ
仕様なのもいいね。

オフロードバイクばかり乗り継いで来た僕としては
まさかこんなバイクに心惹かれるとは思ってもみなかった。
小学生の頃、確かこんなバイクが駐輪所に停まって
いたっけなあと思うような、ひと頃の僕ならおっさん
臭くて絶対に選ばなかったようなデザインだが、21世紀の
今時代を経て改めて見ると逆にとても新鮮でおしゃれに
見える。写真より実物はもっといい感じである。

すっかり気に入り、即決となった。赤いのと黒いのと
2種類の在庫があったが赤が断然キュート（おい・・・）と
判断。新車乗り出しで19万円を切るびっくり価格なので
（最新型の50cc原チャリより安い？）、現金を用意していた。
ゆえに即決でお買い上げとなった。

偶然にも僕が購入を決めた直後、同じくGNを見に来た
若い男性がいた。赤いカラーリングに興味をもたれた
ようだが、すみません僕がそれ先に買いました。隣りに
展示されていた黒いカラーリングにて商談に入ったようだ。
意外だったが地味に人気の車種らしい。単気筒エンジンで
メンテナンスもしやすい。オイル交換も自分で出来そうだ。
維持費も格安。排気量からパワーははなから期待していない。
高速道路も乗れないけれども逆に割り切って使えそう。
肩肘張らずに気軽な足になってくれたらそれでいい。

税金の関係から4月以降の登録にして貰った。来月の
中旬までには引き取りに行けそうだ。別に急いでいない
のでそんな日程で充分だ。でも愉しみだな。原動機付自転車は
初めての所有となる。威風堂々たる重爆撃機アフリカツインから、
セスナ機みたいなGNへとの乗り換えか。でもいいのだこれで。
ショップを去る際、赤いGNのタンクをぽんぽんと叩き
「これからよろしくな」と心の中でつぶやいたのだった。

明日からもまた頑張れるちいさな理由が出来ました。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。