■ - 風景と情景

もぅすぐ1000km

シフトの関係上本日は
お休みである。寒風
吹きすさぶ中ではあるが
本日は1年前にGN125-2Fを
購入したバイク屋さんに
連絡を入れておいて
オイルとエレメントの
交換に行ったのだった。

正確に書くとGNを購入したのは昨年の3月。納車は4月の初め。
慣らし運転期間である1000kmに至ったら最初のオイル交換を
する事になっていた。慣らし運転というのはその名の通りで
新車であるバイクのエンジンに無理な負荷をかけないように
して慣らす期間であり、GNの場合5000回転、5速で60km/hまでで
押さえていたのであった。流れの速い道路なんかを走行する
際はなかなかにストレスフルな状態を強いられたなあと。
それよりなにより1年近く経ってるのにまだ総走行距離が
1000kmにも至っていないってどういう事よ。だめじゃん。

でも本当に乗れてなかったのですよ。それこそお仕事ストレスフル
状態でした。昨夜も書いた通りでバラバラな休日はそれこそ
呑んだくれて終わってたもんなあ。精神的に何もしたくないって
感じだったっけか。でもそんな日々も間もなく終焉を迎えるのだ。
それが僕にとっていい事なのかどうなのかはこの際考えない。今は
ただ流れに身を任せるしかないじゃないか。

さて、そんな戯れ言はどうでもいいのだオイル交換なのだ
出掛けるのだ。今日は寒かった。冬用完全武装で出発したのであった。
バイク屋さんには昼過ぎに到着。このバイク屋さんは少しだけ
珍しい我が機種たるGNを結構取り扱っており、本日も青い
カラーリングのGN125H（GNにはH型と改良版の我が2F型がある）の
説明を受けていた方がいた。恐らく本日納車されたのだろう。
またGN乗りがこの世にデヴューしたのだろうか。ウーム最近
この日記にもGNで検索して目にされている方々がどうもいる
らしいので結構人気なんだなあと改めて思った次第。そりゃ
そうか国内で流通している125ccでは今では珍しいミッション車で
価格もびっくりな安さで、それでいて品質もそこそこな奇跡の（？）
バイクなのだ。まあ、SUZUKIブランドを継承しているとはいえ
チャイナOEMな訳だが。

オイルとエレメントを交換して貰い、再び寒風の中走り出す。
血液を入れ替えて貰ったGNは心なしか軽快。僕の心も少しだけ
そいつにつられて軽快になれただろうか。1000kmにはあともう少し
足りないが、もう慣らし運転を解禁する事とした。流れの速い
区間で少しだけぶん回してみる。こいつのパワーバンドは
5000から7000回転くらいらしいのだが、そこへと突っ込ませる。
結構な振動だけど、シングルエンジンだもの、そいつは味だぜ。
沈みがちな僕にしては珍しくわくわくした。アフリカツインで
ぶっ放していた頃とは比べ物にならない125ccなのに、何故かしら
この気持ちの高揚は。バイクの愉しさを推し量るのは排気量だけ
じゃないんだね。