やっと2900km越えた

1年でも日が長い時期に
なっている事もあり、
5時位には目が覚めて
しまう。


尤も入院生活で身についた
(?)22時消灯6時起床と
いうリズムがあり、僕の場合それが少しずれて帰宅しても23時
過ぎ就寝の5時半起床というパターンが毎日のリズムと
なってしまっている。健康的なような寝足りないようなでも
もっと早く寝たらおじいさんみたいだよなあと感じるような。
本日も5時半には起床して特に何をするでもなくぼんやりして
いたのである。


外は良い天気。間もなく梅雨入りするし入院だし今日は
日曜日だし少しだけでも出掛けるかと考えていた。しかし
まだまだ疲れが取れないのか永遠に取れないのか知らないが
簡単な朝食を摂った後でウトウトしてしまい(最近よく
あるパターンだ)じゃあ出掛けるかとなったのは昼頃で
ある。最早毎度お馴染みパターンであるホームセンターだ。
GNに乗ってトコトコ走り、20分もあれば着いてしまう。
遠くに行くのはまだ少し厳しいだろうが、行き慣れた場所
なら気分も楽である。


ホームセンターをうろうろしていると、自分は何の問題も
抱えていないごく平凡な存在になれるような気がする。
周りは少なくとも見た目だけは平和そうな人々で溢れて
いる。僕もそんな中に埋没し、誰からも意識されないのだ。
特別でない、問題のない、平凡なものが実は尊い
キャンプ道具のコーナーなどぶらぶら見ては「今年の夏は
信州にでも、いやまた四国かな、それとも日本海へ・・・」
などと漠然と考えたりする。平和だ。少なくともその瞬間
だけは僕には何の問題もないのだ。


オイルを交換したGNは快調だ。チェーンの張り調整もした
けど、少し締め込み過ぎたかな?また調整してみよう。
でもいい感じで風を切り、軽快なエンジン音を響かせている。
キャンプ道具を積んで走る、深夜のドライブインや知らない
街のローカルな風景や、山奥の四差路や、海峡を越える
橋を通り過ぎる。今まで散々やって来たけど、どれも
これもとても貴重な日々だったのだ。これからもやれる
だろうか。


帰宅してカバーとチェーンロックをかけて、GNはまた
少しの間眠りに入るのである。次に乗る時はもう
ぎらぎらの真夏か、夏の終りか、はたまた・・・かな?
たかが原チャリ2種だが、今の僕には四輪車よりも
大排気量バイクよりも身近で貴重な旅道具である。また
旅に出られるならば、だが。


今月の入院は今週木曜日から。残り3日で仕事もどうにか
しておかなくては。誰にどんな風に思われようとも今は
これでいいのだろう。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。