窓のある場所へ

入院3日目。入院した時に
病室の隣のベッドのじいさんが
どうのこうのと書いたが、
その後看護師長さんが来た際に
これこれこうなのですが何とか
なりませぬか、と伝えたら
即座に病室を移してくれた。


尤も移ったのは僕の方であるが。個人情報があるので詳細は
教えてくれなかったが、思うにそのじいさんは認知症
患っているようだ。理解力がかなり低下しているのは傍から
見ていても判る。その病室は患者の状態があまり良くない
(様々な意味で)場合に主に利用されているらしいのだが、
何故にいきなりそんな所に僕を入れるのかってんだまったく。
でも4人部屋の空き状態もあったのだろうね。個室はご勘弁
願いたいと当初から申し出ていたので、やむなくだったの
かもしれない。いずれにせよ即座に対応してくれたので
感謝、という事にしておこう。


自宅も病室もお引越しである。移動先は窓側で明るい。
たまたまなのかどうなのか知らないが、患者さん達も静か
だし、いきなり今日お二人が退院されて行った。更に静かに
なったのでひと安心である。だが、安心していられなく
なった。前回入院の際もそうだったように、吐き気止め
点滴の副作用で「しゃっくり」がまたも出始めたのである。
静かな部屋なので音が響く。しゃっくり止めのリオレサールを
服用して呼吸法も試して今の時点では治まっているが、また
出て来る可能性大である。まあ吐き気止めの効き目が切れ
たらそれに応じてしゃっくりも消えるので後は時を待つ
しかないのだが。


シスプラチンは腎機能に影響を与えるので早めの排出を
促す為の利尿剤も投与されており、早速頻尿気味となって
いる。今夜も前回と同様ならば1時間に1回はトイレの為に
目が覚めて睡眠不足に陥るかもしれない。同時に食欲不振も
出て来ており、これからが少し辛いだろう。我慢の日々なのだ。
病室の窓はちいさいけれどそれでも明るい光が入って来る。
それだけでも気持ちは多少は違うってものである。点滴投与は
来週水曜日のお昼まで。前回の教訓を生かして(往々にして
生かせないのでこういうロクでもない人生な訳であるが。
ウーム)少しでも気持ちが悪くならないように過ごしたいなぁ・・・
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。