きょうの大阪城公園

今日からまた抗がん剤投与の
為の入院である。3回目だ。


ここ暫くの疲労と精神的な
不安定さが妙な感じで
入り混じっている。
国際がんセンターのデイ
ルームから見る風景も
すっかりお馴染みだが、梅雨空のせいか何なのか見ているだけで
何となく気が重い。幸い雨は降っておらず、傘を持つ事なく
来られた。病室は最初から4人部屋である。窓辺のベッドでない
のが残念だが、贅沢は言えない。毎回同じの説明を受けてから
パジャマに着替え、すっかり病人・入院モードである。


またここで1週間を過ごさねばならない。辛い抗がん剤投与で
食欲も体調もグダグダになるのは目に見えているし、折角
回復しつつあった体力をまた落としてしまうしんどさもある。
先の見えない不安と何とも表現出来ない気持ちの悪さが
心を覆いつくそうとしているような、今回は何故かあまり
良い感じがしない。しかしそれでも治療を進めて行く事に
変わりはなく、辛かろうがしんどかろうが乗り越えないと
先には進めないのだ。この際進んでいるのかどうかなんて
事を考えるよりも、進んでいるのだと信じる事を優先したい。


治療が長引いて来ると、何だろうか、目標やら希望やら
心の中の光といったものの輪郭が曖昧に感じられるような
気がする。具体的に先へ先へと進んでいたであろうものの
行き先がうまく見えないと言おうか・・・よく判らない
不安感に襲われる時がある。疲れているだけなのかも
しれないが。そんな気分も梅雨がやがて開け、夏の空が
広がる頃には少しは解消されているだろうか。最初の
入院から、もうすぐ1年になるのだね、思えば。


点滴は明日からスタートし、来週水曜日の昼まで。自由が
ある程度奪われるが、今回も頑張り通すだけである。きっと
いい事も待っているだろう。いや、その気配を感じられる
だけの精神的余裕がなくなっているだけで、実はいい事へと
向かっているのかもしれないではないか。そう信じよう。
元気になるのだ、もっと。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。