台風が迫る

入院43日目。
今回の入院としては
最終日になるか。


午前中はCT検査があった。
この結果については
来週の月曜日に外科、
消化管内科、放射線腫瘍科をそれぞれ外来にて受診し、更に
24日には耳鼻咽喉科受診、30日に再び外科にてCTと内視鏡
検査が行われる予定となった。オペが可能なのであればもう
9月に入る事は確実である。来週の受診結果がかなりウェイトを
占めそう。これでいい結果が得られなければ・・・否、今から
そんな事考えてどうするか。でも生きるか死ぬかな事だって
あるのである、不安は隠せない。せめて受験の合格発表くらいの
ドキドキに留めたい所であるな。生きる為の合否発表かい?
まったく俺はこんなくだらん皮肉しか書けないのか。


それでも明日の一旦の退院を控えて気分は悪くはないのである。
要らないものをどんどん捨て、荷物も大体まとめた。外は
台風が過ぎようとしているらしくこの昼過ぎまではそれほど
でもなかった風雨は、四国や和歌山辺りほどではないものと
思われるが、それでもどんどん強くなって来ている。
病室の窓にも雨が強く当たっている。職場の皆はどうして
いるだろうか。こんな日は不要不急の訪問は控えて滞って
いる書類の整理や作成なんかしてるかなあ、それとも
やはり何か起きて動き回っているのかも。もうすぐ戻り
ます、また頑張るよ。


40日以上に及んだ今回の入院生活、色々な事を考えたり
4人部屋という環境からストレスも溜まったり、副作用から
心身共に疲弊したり、そして本当に回復出来ると信じたり
時に弱気になったり、それなりに辛かった。でもそれも
これも自分が発端であり、そして再生のきっかけを掴む
(それは病気からだけではなく、人生を見つめ直す
機会を得たから)大きな転換期でもあるのだ。そして
勝負はまだついておらず、これからに備えなくてはならない。


明日の日記は、本当に久しぶりに自宅のPCにて書く事と
なるだろう。病室内での静粛さを少しでも保つべく配慮
してかなり疲れたけど(しない人の多い事!)空調の効いた
病室から、灼熱の(大袈裟か)僕のきちゃない部屋へと
帰るのだ。一応は。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。