神戸国際展示場


今回の試験会場は
ポートアイランドにある
神戸国際展示場だ。


認知症ケア専門士の
試験会場については
札幌、仙台、幕張、
名古屋、神戸、小倉の
6ヶ所


近畿圏では神戸しかない為、京阪神から山陽、果ては四国辺りまでの
受験者がこの国際展示場にやって来ていると思う(泊まりの方もおられる
のだろうか?)。昨年の受験者数は全国で1万人弱。この神戸開場には
単純計算で云えば1,600人位かな?でも大都市部な訳だし(それに仙台は
震災の影響が相当出ているであろうし)、此処にはもっと多くの受験者が
来ていそうだ。実際大きな国際展示場の中は人、人、人で溢れ返っていた。


僕は梅田まで出て、阪神電車ポートライナーを乗り継いで到着。
大阪市内から1時間半掛かった。8時半過ぎには机に腰掛け、準備を
整えた。試験開始は9時半。受験分野は全部で4分野ある。


認知症ケアの基礎
認知症ケアの実際1:総論
認知症ケアの実際2:各論
認知症ケアにおける社会資源


試験は各1時間。5択のマークシート式である。それぞれ標準テキストが
存在し、問題はそのテキストの内容から出題される事となっている。
僕は模試の類を受けなかった事もあり、問題が5択式である事は実際に
問題が配布されるその時まで知らなかった(おい!)でも介護福祉士
介護支援専門員の試験の際もこれと同じようなものだったから、慣れている。
特に慌てる事はなかった。9時半、試験は予定通り開始されている。


試験内容はケアマネを職業としている者であれば知っていて当然な
介護保険制度に関するものや、社会資源に関しての問題が結構多く、
外してはならない問題は、どうにか解答出来ている。と思う。


只、今回は明らかに勉強不足だった。テキストを読んでいたのは通勤帰宅の
電車内のみ。気分的に疲れているから休日は気分転換と称してバイクに
乗ってツーリング三昧(?)これじゃあいかんだろ。でも、終盤は気持ちを
入れ替えて清く正しく悪足掻きの知識の詰め込み作業を行った(更にダメ
だろそれ)。それが功を奏したかどうかはさっぱり解らないが。自信満々とは
行かないのが正直な所だ。


認知症に関する知識に絶対的な不足を感じていた。だから始めた
勉強だった。試験に合格する事だけではなく、自己研鑽の為に始めた
勉強の筈だった。それを貫徹出来なかった事に、昨夜書いた通り後悔を
覚えている。でも、「もっと学ばなければ、このままじゃ駄目だ」との
思いはこの機に強くなったように思う。この試験を通じてそう思うように
なれただけでも、無駄ではなかったと考えたい。4分野前問題を解答し、
無事に試験を終えた。


問題の内容についてもっと書きたい所ではあるが、如何せん問題は
持ち帰り禁止。回収されてしまうので(初期のケアマネ試験みたいだ)
答え合わせのような事も出来ない。8月1日の結果発表を待つしかない。
もしも合格していたら、次は11月末に行われる二次試験(あるのです
そんなものが)に備える事となるだろう。果たしてどうなります事やら。

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帰路、満員の受験者達を乗せたポートライナーから。




三宮にて。阪神電車も混んでいたが、それは甲子園に向かう客だった。
阪神戦のナイトゲームがあるみたい。甲子園駅でほとんどが降りて行った。
帰路の電車内ではもうテキストを読む事もなく、ぼんやりとしていました。


18時過ぎには帰宅。はぁ、終わったなぁ。何だか気が抜けちゃった。
最初からあまり気合いが入っていないつもりだったけど、しかしやはり
試験当日はもの凄い勢いで気持ちが張り詰めて行きました。この高揚感と
非日常性と、終わった後のちょいとした空虚感。悪くないです。


明日から僕のカバンの中にはテキストではなく、また文庫本が居座る事と
なります。ちょっと寂しいような気もしないでもない。給付管理の時期だね、
今週は少し忙しくなるだろうか。


何の為に学ぶのだろうか。その学びには意味があるのだろうか。
報われる事ってあるのだろうか。そう思いつつも、何かしなくては、
何か考えなくては、少しでも何処か先に進む努力をしなくては、と思い、
受けた試験モドキでした。意味があったかなかったかは、それぞれの
個人が決めればいい。周囲の雑音を慎重に排除しつつ、ね。


久々に長くなっちゃった。無駄に長くなりましたねえ。もしも検索で
引っかかって見て下さった方がおられたら、一先ず謝っておきますね。
情報としてはおよそ役に立ってませんしね。


寝ますか。明日もいい日にしてみせますよ。