夢の大衆食堂
やや寂れた商店街にて
見つけた「力餅食堂」
知っている方は
京阪神にお住まいの
方であろう。
フランチャイズという
形では無く、食堂で
働いていた方が
「のれん分け」をして、独立開業すると云う独特のシステムにて
発展して来た大衆食堂だったりする。
21世紀の今となっては何とも野暮ったい、若い方などには入りにくい
かもしれないこの佇まい。でも、味は何処の店舗でも外れ無し、らしい。
杵が重なったデザインの暖簾が、またいいじゃあないですか。
小学生の頃、この「力餅食堂」にしょっちゅう通い、お昼を
摂っていた時期があった。近くに通っていた塾があり、夏休みには
ほぼ毎日その地域にあった「力餅食堂」にて食べていたのだった。
「味は何処の店舗でも外れ無し、らしい。」と伝え聞いた意見を
上記したが、僕が通っていた食堂のメニューも、また外れ無しで
あったっけ。特にそこの「中華そば」が、また絶品だった。四半世紀
経った今でも美味しかったと覚えているのだから、きっと本物だ。
あ、カレー丼! それもまたすんごく美味しかったんだよなあ。
蕎麦やうどん、丼物、どれを食べても美味しかった記憶が有るが、
何故かおはぎも売られており、デザートとして(?)食べる人々がとても
多かった・・・ような。これは何処の「力餅食堂」でもメニューに
載っている定番モノであったようだ。今日、僕が見掛けたTOPの写真の
食堂でも、店先で販売されているのを確認した。変わってないんだなぁ・・・
うどんや中華そばを食した後、おはぎを2つ頼んで食べていたっけ。
餡子ときな粉の2種類。とっても美味しかったっけ。
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1980年前半、小学生だった僕にとってファミリーレストランは
夢のレストランだった。でも、少々気取った感じがあんまり馴染めずで。
その違和感もまた由だったのだけんどもね。
「力餅食堂」なる大衆食堂は、その点実に気さくに入る事が出来る
場所であった。安価で美味しくて、気取りが一切無い。安心して
居られたっけ。
寂れつつある商店街。しかしどっこい生きてる昭和の遺物(ひどい表現だな)
大衆食堂。入ってみたいな。でも、なかなか入りにくいかもしれぬな、
今の僕には。色々な意味で。
嗚呼、昭和の、夢の大衆食堂永遠なれ・・・
おお、久々に仕事関連以外の戯れ言が書けましたがーな。
では、そろそろ寝ますがーな。
では、ね。明日もいい日にしてみせますよ。