2011年・又兵衛桜

以前虐待の疑いありで
管轄の包括にも関わって
貰いながらも結局特に
何もフォローして
貰っていない案件が
あった。


自分もかつて他の地域の
包括職員だった訳だが、そしてまあダメ職員だったかもしれ
ないが、このほったらかし具合を見るにつけ、包括なんてアテ
にはならぬなあと思ってしまった案件でもあった。しかし僕
なりにあれこれアプローチを続け、関わりが途切れないように
して来ていた。今回は訪問調査に同席。ご家族とも今後の事を
改めて話し合い、どうにかこの家庭に少しでも平穏な日々が
訪れるよう支援したいと伝えた。まあ何処まで出来るか例に
よって判らないけど。ついでに僕自身の身体が何時までもつ
のかさっぱり判らないのでそいつもまた少し心配な訳だが。


役所へ寄り、書類も作り、新規案件(まだまだ頑張って
受けてますぜ)のアセスメント訪問など、どんどん行なう。
入院があったり受診が続いたりで途切れがちだったが、
今日は久し振りに仕事が詰まっていた。そしてそれが実に
嬉しかった。自分の身体の事も忘れ、支援業務の事だけ
考えていられた。桜を散らす風雨となったがなんのその(?)
なのである。うむ。働ける事のありがたさをこんなにも
感じたのはもしかしたら初めてかもしれない。いや今まで
ちゃんとやってたのかお前は・・・ってな話ではあるが。


不安やら何やらに埋もれているよりも、何でもいいから
自分が活躍出来る場所があり、それに打ち込んでいられる、
これもまたしあわせのひとつのカタチなのではなかろうか。
自分を必要としてくれる所があるのならば、精一杯・・・
いやそれだとしんどいのでどうにかこうにかぼちぼちで
頑張ってみよう。後は行ける所まで行くだけだ。どんな
結末になるか知らないけどね。


来週明けは抗がん剤についての受診が待っているが、
仕事もそこそこに詰まっている。どうなるか知らぬが
やれるだけやってみようではないか。負けるもんか。
でも疲れたのでなるべくとっとと寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。