大阪城公園の桜

昨夜はかなり深刻な気分で
あった。


その後CT検査を受けたが
主治医は「何とも言えない
ので、PET検査を受けて
その結果を見てみましょう」
との事。結果如何によっては僕の人生はまた大きく変わる事となる。


一先ず、退院となった。昼前にはがんセンターを出ている。
迎えに来た両親と共に近くの大阪城公園の桜を少しだけ見た。
桜はここ数日の暖かさで一気に開花し、満開を迎えようと
している。平日にも関わらず花見客でいっぱいだった。
皆、平和そうだ。

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チャックンさんへ。
「夜と霧」フランクルの作品との事。名前と大体の内容は
知っておりましたが、改めて手にしてみたいと思っています。
人生が私になにをしてくれるか、ではなく、私はこの人生に
対してなにが出来るか。「私」の欲の追及ではなくこの
「人生」の中でなにを成し遂げられるのかを核とする事。
私にもなにか成し遂げられる事があるのかもしれない。
その為に残りの人生の時間を使えないものだろうか、と。


きなさん、はじめまして。
なんと同じがんセンターの同じフロア(?)におられるとの事。
今回私はあまりどなたとも接触していないので、どなたかも
わからないままに退院してしまいました。でも恐らく検索
などで目にされたのでしょうか。だとしたら不思議な気持ち
です。同じように辛い思いをされ、今を懸命に過ごしている。
まだ病室におられますか?おっしゃる通り、明日を少しでも
良く過ごしたい、本当にそうですね。


くろさん、はじめまして。
くろさんもがんセンターにおられるのですか?病棟はまた
違う所だったのでしょうか。しかしいずれにせよ今現在
ドレーンにつながっていてしんどい思いをされている。
私もそんな状態になっていた事がありました。自由を欲し、
健康な身体を望み、苦しみから明るさへと繋ぎ生き延びたい。
消えない不安の中でも、しかし無理なく今日を過ごせれば。
そう思います。


私は来週PET検査を受け、その結果如何で人生がまた変わると
上記しましたが、それまでは変わらず明日からまた職場へ
戻ろうと思います。幸いな事に職場のオーナーは私に
「たとえどんな事があっても戻って来て欲しい、必要
だから」と言って下さいました。自分の為だけでなく、
誰かの為に、世の中のなにかの為に少しでもなれないか。
もしもこの先絶望的な現実が待ち受けていたとしても、
迎えるしかない。ただ、あまりに辛いのでがんセンター
から処方された抗不安剤の力を暫く借りる事になりそう
ですが。