昼下がり

昨日を上回る暖かさで
身体が嬉しい。着ていた
コートはもう暑かった。
明日から薄手のものを
出そう。


定期訪問やケアプランの
交付等で本日も自転車漕いで出掛けている。この調子で行けば
今月の定期訪問はじきに終えられるだろう。入院までの日数が
どれ位か判らない現段階では少しでも早めに回っておきたい。
訪問調査やアセスメントなどもあったりするのだけれども
やれる所までやるしかないだろう。前回の入院は1ヶ月単位の
長丁場だったから(しかも2度に渡ってだ)諦めもついたが、
今回は1週間程度との事なので先が見える。それ故見通しを
つけておきたいのであるな。


あるお宅へ伺うとテレビがついていた。要介護や要支援の
高齢者でも外出が好きな方もいるが、1日中部屋にいて
テレビをぼんやり眺めている方もまたおられる。あまり
よろしくないとも思うが、僕も休日などは部屋に引き篭もって
ゴロゴロしてばかりいて将来そんなじいさんになるのか
なあなどと時々考えてしまう事があるので人の事はどうこう
言えない。まあそれは兎も角、そんな高齢者と話をする際、
避けたい話題というものが3つ程あったりする。


「政治」「宗教」「野球」辺りだろうか。最後の「野球」は
最近はそうでもないのかなあ? わかんないや。でも前の2つは
絶対に避けている。森友学園問題がどうの安倍首相はひどい
奴だのと言われても「いやあ、そうなんですかねえよく
わかりませんねえうにゃうにゃ」と適当に濁している。
「そうですねえいけませんねえ文書改竄と言えば長妻さんの
頃とか、土地がどうのと言えば野田中央公園の辻元さんが
ああだとか」などとは口が裂けても言わない。根拠が薄いと
いう事もあるが、それ以前に政治や思想は基本的に支援に関係
ない(制度や、思想を基とした支援の方向性を検討する事は
別であるが)。


宗教に関してもこちらは個人の信仰の自由がある国なので
当然言わない。僕は無宗教無宗派なので興味がないという
のもあるが。


お年寄りは案外政治の話をしたりする。テレビがその
情報源となる。もう少し前の世代ならば新聞だろうか。
どちらも、メディアとしてはもうあまり上手く機能して
いないような気がするが、どうだろうか。僕の世代が
じいさんばあさんになったらネットがその情報源になる
だろうか(今現在概ねそんな感じになってるもんなあ)。
それともその頃にはもうネットなんて旧くて、もっと
凄いメディアが出ているのだろうか。そんな時代の政治や
宗教や野球はどうなっているのかなあなどとふと考えた。
その時代にはもうケアマネなんて存在しないのかも
しれないが、支援者はいる筈だ。その時代の支援者達は
じいさんになって支援を要するようになった僕みたいな
奴に対し「この話題は避けるのだ」なんて思ったり
するのだろうなあ。やな年寄りにはならないよう今から
気をつけておかにゃあなあ・・・うにゃうにゃ。まあ僕が
じいさんになるまで生きていられたらの話なのであまり
心配する事もないのかもしれぬが。うむ。


ウーム、お年寄りに政治の話を少しだけされてついつい
妙な事考えちゃったぞ。そんな事は取りあえず置いといて、
明日も訪問やら書類作成やらどうにかこなして行かねばね。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。