梅田スカイビル

「関西高齢者生活
研究会」という認知症
関する講演会に参加
して来た。昨年の
今頃にも参加したが
もう1年経ったか。



開催場所も昨年と同じ梅田スカイビル認知症薬のアリセプト
おなじみエーザイがテナントにあるが、この講演会の共催も
している。テーマは「誰もが住み慣れた地域で暮らし続ける
ために 〜認知症の予防、早期発見、対応〜 」
・軽度認知障害(MCI)とは
・在宅医療におけるエーザイの取り組み
認知症初期集中支援チームの取り組み」
・ご本人が望む生活の支援を通して
・支援者はどのような存在なのか
 〜利用者の語りの意味を読み解く〜


この手の講演会に参加された方ならば、まあ大体どのような
内容か想像出来そうな内容であり、ありがちな感じも
しないではないが、しかし人間というものはすぐに忘れて
しまうので時々こういう講演会を聴きに行く事で、ああ
そうだったなどと思い返したりする良い機会になるのでは
ないかなあと。うむ。認知症初期集中支援チームについては
ある街の地域包括支援センターの方々が実践報告をされて
いた。近年始まった事業であり、例えば僕達ケアマネ側に
チームから支援依頼が来る事なんてのもある。実際僕も
この春に依頼を受けたけど、僕が入院してしまったので
先輩にお任せする事になってしまった。いい勉強の機会に
なるかと思っていたのだが・・・


ラストの支援者はどのような存在なのか、についてはある
専門家の講演。認知症になったらその人は「かわいそうな人」
なのか、障害者は「かわいそうな人」なのか、否、それは
違うのではないか、出来ない事ではなく、出来る事、
可能性に支援者はもっと目を向けるべきではないのか、
なんて内容で、フムフムと聴いていた。ふと、じゃあ
がん患者も「かわいそうな人」と見られているのかも
しれぬなあと思う。僕も自分自身がんになっていなければ
そう見ていたかもしれない。いや、見ていたと思う。
僕はじゃあかわいそうなのか、もしも僕が自分の事を
誰か知らない人に話したら、そう見られてしまうの
かもしれないな。それは仕方のない事なのだろうか。
でも、支援者としてはその視点は違う。


可能性を発見し、よりよく(よりよくの定義が難しい
気もしないではないが)生きていく。新しい可能性を
共に見つけていく。対人援助とはそういうものでは
なかろうか、と。言うのは簡単だね。実際はなかなか
難しいのだけれども、でもそれをして行かなくては
ならないのだろう。何が「かわいそう」なのだろうか。
何が「可能性」で、何が「幸せ」なのだろうか。
そんな事を考えなければ、もしかしたら気楽に
なれるのかもしれないが、考えもせぬまま死ぬのは
僕は御免だ。


この講演会参加は実は認知症ケア専門士の単位取得が
出来るので参加した。まあ前年度一応更新したばかり
だけど、一応今回も更新しておくか。学べたかどうか
価値がある資格かどうか決めるのは天下り(かどうか
知らんが)のエライさんではなくて自分だと思いたい。

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スカイビルではクリスマスのイベントが。賑やかだね。
みんな幸せそうだけど、きっとそれぞれ何か抱えている。
抱えていない人もいるかもしれないが、これから抱える
かもしれない。人生なんてわからんもんさ。

大阪駅から。スケートリンクが出来ていた。昨年も
確かあったな、これ。すごい賑わいだ。体調は今日も
実はあまり優れなかったけど、でもどうにかなった。
たまには街中に出るのもいいものだ。時は、師走か。


明日からもまたどうにか乗り切れるようそれなりに
頑張ろう。次の土日はちゃんと(?)休もう。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。