がんセンター入口

本日は国際がんセンター
麻酔科外来を受診し、
術前の麻酔に関する
説明を受けている。


8時間程にも及ぶ大きな
オペになるらしいので
当然ながら全身麻酔。術後の疼痛などについての説明も受け
ている。数日は集中治療室で過ごす事になりそうだ。麻酔科
担当Drは「身体的には(オペに)充分耐えられると思うので
後は気力ですね。しんどい時はその都度言って下さい。
頑張りましょう」だって。まあ気力か、それしかないか。
根性もへたくれもない男だが、人生初(にして最後にしたい)
大手術なのだ。もう気力を振り絞って乗り切るしかないの
だろう・・・はぁ・・・


入院は来週月曜日、そしてオペは木曜日となった。事業所に
戻り、その旨伝えている。また仕事を助けて貰わなければ
ならない申し訳なさと、でも皆さんの暖かい言葉による
嬉しさが入り混じった。明日が一応入院前最後の出勤となる。

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そんなこんなな中、先日無事退院出来たら、そして回復して
来たら何か自分にがんばりましたで賞でもくれてやるかなんて
感じの事を書いたが(何も思い浮かばなかったけど)、しかし
その賞品を何となくこれにしようかななんて唐突に思いついて
みたりしたのだった。・・・って、おいおいまたギターかい。


メインのギブソンJ-45とヤマハの安い12弦、ヤフオク
タダみたいな値段で買った40年以上前のFG-130、あと、
拾ったり(!)貰ったりしたギターが2本、そしてお役御免に
なった高校生の時にお年玉で買ったFG-730という鳴らないの。
せまーい部屋と押入れにこれだけある。どうするつもりだい
ミュージシャンでもないし上手くもないしオマケに今、がんの
お陰で反回神経をやられて歌もマトモに歌えない状態なのに。
でも、元々J-45を分不相応にどうにか手に入れた2000年頃
だったか、それと比較していたのがこのマーティンD-28
だった。値段は大体同じようなものだったけど、見た目の
派手さでギブソンを選んだんだっけか。もしも両方所有
出来たら夢みたいだな、なんてよく思ったものだったけど、
今の僕なら買えるかも。どちらも有名なメーカーの基本的な
モデルなのだ。


残りの人生が長いのか短いのか知らないけど(いや長生き
したいんですけどね)、どうせならやりたい事をしてみたい。
夢みたい、じゃなくて現実に出来る程度のものなのだ。
うむ、いいかもしれないなぁ(他にないんだよ俺は・・・)
身体が動くようになって来たら、軽い運動がてら楽器屋さん
巡りでもしてみようかな。そしてもしもまた歌えるくらい
声が回復したら、今度こそ何処かでまた歌ってみたい。また
音楽を趣味にしてみたい。最近ギター弾いてないし音楽も
まったく聴いてないけど。


とまあこんな感じで迫る手術への不安をかき消すべく、
妄想(でも今回は結構本気か?)してみたりしたのです。
買うかどうかはアレだけど、その気で店に行けば遠慮なく
試奏させて貰えるだろう。出来れば何本も弾いてみたいな。
こんな事だからロクな人生送れないのだ七転八倒なのだ
おひとりさまなのだ。でもだからこそまあ好きにさせろってか。
風の向くまま気の向くままに。でもその前に、手術を
乗り切ろう元気になろう、話はそれからか。
明日も頑張ろう。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。