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入院24日目。
放射線治療16日目。
昼食を買いに外に
出ると燦々と日が射して
いた。どうやら本日
大阪も梅雨が明けたらしい。
あまり雨が降らなかったな。まだ風に湿気が残っているよう
でもある。それでも何でも夏を迎えた訳である。ある方が
「住友病院にはナノイーの空気清浄機があるけど、ここ
(がんセンター)の空調は良くないと言っていたが、それも
そうなのかなあと贅沢な事を思いつつ、外は暑いのにこうして
空調の効いた病室にいる僕なのである。ああ、夏が来てしまった
のだねぇ。来週は天神祭じゃないか。
職場に連絡を入れる。これだけ長くなってくると申し訳なさ
加減もますます増してます状態な訳であるが、待ってるよ〜と
言って下さるこのありがたさ。早く復帰して役に立ちたいと
切に願うが、礼によって無理は禁物だし、第一無理しようにも
しようがないのであるからして今一度焦るなと我に言い聞かせる。
この繰り返しなんだよね。
元気になって退院したら旅に出たいな。夏の旅をしている
自分を想像(妄想だなもはや)していたりした。紀伊半島の
奥地や日本海、淡路島や琵琶湖一周なんてどうだ。早春の
しまなみ街道の旅で嵐に逢ってポールが曲がったダンロップに
代わって新しいテントを買ったり、リアバックのいいのを
買ったり。高速道路に乗れないGN125だけれども、あれと
一緒にテケテケと旅に出たい。 夏の陽をこれでもかと受けて
走る妄想なんざをひとつふたつ。そして今日もどうにか
終えるのです。夏、なんだな。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。