2011年・道後温泉

今週も始まりました。
気持ちよい月曜日、
5月最初の空は晴れ
渡り、それなのに何故
気持ちは晴れないのかと
先日からぐずぐずと
考えておったのです。


実に大変恥ずかしく情けなくよそ様から見たら信じられない
ような理由だったと判明したのであるな。僕はいよいよ明日の
夜、仕事を終えて帰宅してひと段落したら和歌山港を目指して
GN125と共に出発し、四国、あの剣山スーパー林道全線走破をして
みようかと意気込んでいたのだけれども本当は自信がなくて
胃が痛くなったりああ俺っていい歳して何やってんだろうしかも
何緊張してんだろうってな所から来るものなのではないかと
思ったのであった。ね、恥ずかしいでしょ情けないでしょ
バカバカしいよね。


旅に出る前、それも少し冒険的要素を持った旅に出る前は
毎度毎度胃が痛くなり気持ちが落ち込む。楽しい旅に出る
前なのだから小学生みたいに遠足の前日るんるんうれしいな
状態になるのが普通だろ。でもお腹痛い状態なのである。
だったら行くなよと。めんどくさい男だねえまったく。
昔からそうだった。小心者め。


でも、何時も知っている。旅が始まるとそれらの気持ちが
吹き飛んで日常の中にある苦痛からの解放を果たしているのだ。
僕は自分でも気付かない自分に出逢えて、日々の暮らしでは
出逢えない人にも出逢えたりする。出来事もまたしかり。
たった数日の旅だけど、今までその全てを無事に終えて来た
けれど、でもなのに不安には抗えない。こんなあほらしい
気持ち誰にも解って貰えないだろうが、まあそりゃそうか。
取り敢えず明日のお仕事をきっちりこなして、闇の中の
出発を目指そうぜ。


緊張が興奮と快楽と解放に変わる瞬間が好きなのです。
でもそこまで行くまでがお腹痛い状態。めんどくさい男
だねえ。でも、明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。