夕暮れ

今週も始まりました。
穏やかな春の1日で
公園では子供達が
ブランコを揺らし
スーパーではおばさんが
どの魚がいいか吟味し、
役所では何かもめている
らしくおっさんがわめいていた。僕はそれらをぼんやりと見る
でもなく目にしながら移動し、事業所に戻っては書類を作成
したり買って来た380円のお弁当を安いけどまあまあいける
なああはははといいのかそれでそんな事だからロクな人生を
送れないのだ七転八倒なのだおひとりさまなのだな月曜日を
送っていた。


お弁当を食べながらネットを見ていると、ふと、大阪市のサイトで
弾道ミサイルが大阪に飛来する可能性がある場合の対応等について
という項目を見つけた。最近あまりニュースを観ておらず、
ひたすら大型連休の四国行きの事やらまだまだ慣れない現在の
職場で、しかし好きにやらせて貰っている事のありがたさ
なんてぼんやりと考えてばかりいた僕は少し背筋が寒くなった。


街にミサイルが降ってくる。阪神淡路大震災の時、バイクで
通過した三宮の街のまるで爆撃を受けたような凄惨たる光景を
思い出した。その弾頭には核かサリンか。有事が迫っているかも
しれないのだと。朝鮮半島をほったらかしにしていた結果なのか。
自分達は如何に危険なものを近隣にしていたのかと。この日記では
政治に関する事は(どうせ知識がないので)書かないようにして
いるが、憲法九条を守れと息巻いている方々はこの現状をどう
思っているのだろうか・・・いやこれ以上は書かないけど。
そりゃ戦争なんてしたくはない。でも、どうなのだ。



A Hard Rains Gonna Fall {Live at Town Hall 1963}

フリーホイーリン・ボブ・ディラン

フリーホイーリン・ボブ・ディラン

ボブ・ディランのセカンドアルバムに収録されている
この曲が作られたのは、1962年のキューバ危機の最中
だったとかなんだとか。原爆投下後の世界を青い目の
青年が彷徨う不思議な歌詞だった。
本当に久々に聴いたなこの曲。簡単なコード進行で簡単な
弾き方だけれどもディランの声が不穏な世界の空気をまるで
煽るかのように感じてしまう。当時のぎりぎりの政情が
どのようなものだったのかは想像するしかないのだけれど。


夕空が綺麗だった。ごく普通に1日を終えた。でもこの普通は
実は極めて奇跡的な「普通」なのかもしれなかった。
街にミサイルが降ってくる。でも、明日も普通に暮らそう。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。