春のネコ

先月から勤め始めた
町は下町であり、
以前は何処か書いて
いたけど最近は書いて
いない。まあ下町
なのだ。以前はって
事は以前もいた事が
あり、縁あってまた戻って来たわけだ。それなりに勝手
知ったる町だけど、数年間違う町で働いて久々に戻って
来ると意外に変化している事も多かったりして微妙な
浦島太郎状態だったりする。


あの頃はその町でもかなり特殊な場所に出入りしていたが
今度の事業所は結構裕福な世帯だったりごく普通のお年寄り
相手だったりと少し勝手が違う。勿論その「特殊」(?)な
ケースにもこれから当たる事になりそうだけれども。今日は
穏やかな下町の路地を自転車で進んだのである。昨夜の嵐は
通り過ぎ、春風の中爽やかに鼻歌ふふふんなのである。
実際は花粉症で鼻は詰まるし顔はかゆいし気分は実に良く
ないのだが、進むのである。


下町にはネコがつきものだと勝手に思っている。以前の職場が
あった町ではほぼ見かけなかったネコがあちゃこちゃにいる。
春なので出て来ている。近寄ったら逃げるのもいれば逃げずに
アタマやら喉やらをぐりぐりとさせてくれるのもいる。
ああ春だったね。花粉と黄砂とPM2.5は鬱陶しいが、春なのだ。
下町の路地に戻って来たのだなと。さて、訪問調査に同席だ。


張り詰めていた心が戻るにはもう少し時間が要ると思う。
でも、明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。