1月頃だったかな、思いついたしまなみ海道原チャリ旅。
本日尾道側からの全ルート走破をもって無事完走しました。
お好み焼きか尾道ラーメンなるものを食べようかと
思っており、結局昨日に続き2度ラーメンとなりました。
実は伯方島でもラーメンを食べてます。普段ラーメンを
あまり口にしない僕としては快挙(?)か。背油ぎとぎとの
尾道ラーメンより、伯方のあっさりしているのにコクが
ある塩ラーメンのほうが美味しかった。僕の味覚は
かなり適当なのでアテにゃなりませんが、今まで
食べたどのラーメンより本当に美味しかったです。
とまあラーメンの話はおいといて。


4日間テントを張りベースとした無人島、見付島には、
今日は何組かの原チャリキャンパーが訪れており、僕が尾道
から戻って来た15時ころにはもうすっかりテントを張り終え、
くつろいだ様子でした。初日にお会いした管理人さんが言って
いたけれど土日祝はそこそこ賑わうみたいです。原チャリ
キャンパーにしてみれば大型テントでバーベキューして騒ぐ
人々がまずやって来られない(そもそもそういう人々は恐らく
この島の存在なんて知らないだろう)天国のような島なのかな。
少なくとも僕はそう思いました。


この旅に出る事で何を得たのだろうか。以前は何かを得よう、
得たいと願い旅に出ていたよう思います。でも何かを得たか
どうかよりも、その瞬間、旅の一瞬そのものを大事にしたいと
思うようになりました。風景を刻み付け、心を解放し、
自分の存在のちいささと情けなさとみじめさと、それでも
流れ行く風景をきれいだなとかステキだなとか寂しいな
とか…なんでしょうか、上手く表現出来ないけれど、
その一瞬一瞬に心が受け止めた感情を、そう感じた自分を
大切にしたいと思ったのです。


しまなみ海道への旅に出ました。かつては離島同士だった
島々が、技術の粋を結集した幾つもの橋梁によって繋がった。
そのすべてが良い事なのかどうかは僕には解りません。
でも島々を自由自在に僕は巡り、海と空を見て、感じた。
何を感じたのだろうか。すぐには解らない。でも今は
何かを感じたというその事実だけを心に留めておけば
いいのだと思います。それはやがて時が教えてくれる。


今回の旅の最後に是非訪れておきたかった場所が
ありました。大角鼻公園という今治市の北のはしっこに
ある公園。そこには無料のキャンプ場があり、昔
林道日本一周の旅をしていた頃たまたま利用した所
でした。当時はまだ来島海峡大橋は建設中で、その
橋を遠望した写真を撮った事があったのでした。
懐かしいその場所は今もまったく変わらず、僕が
利用したベンチやテーブルもあの頃のままでした。
でもあの頃と違い橋は完成し、数限りない人々が
往来している。変わらないものと、どんどん
変わっていくものたちの中で、自分はこれから
何をしていけば良いのだろうか。この場所が、
しまなみ海道旅の終わりの地となりました。


大阪へと戻るオレンジフェリーはつい先ほど、
22時30分に東予港を出航しています。目が覚めたら
明後日からの新しい職場への事を考えるのでしょうか。
今回の旅の記録は前にも書いた通り、番外編ブログ
「ちいさな旅」にてぼちぼち記して行こうかなと。
よかったらみてね。


あと、コメント頂いた皆さん、電源その他の関係から
返信出来なくてごめんなさい。社会福祉士になられた
CH41Aさん始め、皆さんからのコメント本当に心に
染みています、ありがとう。


お酒もかなり回って参りました。だからこんな
かっこつけな事書いちゃったよまったく。
さあ、また戻りますか日常へ。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。