昨日の嵐はどうにか去り、穏やかで爽やかな瀬戸内の朝を
迎えました。テントのフレームは曲がってしまったけれども
僕を嵐からの隠れ場所にしてくれたダンロップD-207よ、
ひたすら感謝なり。よく持ちこたえてくれた。


簡単な朝食をとり、本日も出掛けました。いよいよしまなみ海道
広島側のゴールたる尾道目指して。でも途中の島々ものんびり
巡ったので案外時間がかかりました。尾道へは橋ではなく、
いきなり尾道駅前へとつながる渡船に乗りました。数分間の
船旅110円。これも原チャリ旅ならでは。一応尾道ラーメンと
やらを食し、千光寺公園からの尾道水道の風景も満喫しました。
ああ、ここまで来たのだ。しまなみ海道の広島側の終着点に
たどり着いたのだと少し感激しちまいました。
この辺りの細かい事は、何度も書いている通り、またいずれ
番外編ブログ「ちいさな旅」にて記します。今からそれが
楽しみだな。


今日はしまなみ海道の各橋通過の動画撮影などチャレンジして
みたのですが、途中でバッテリー切れになったりピントが
合っているのかよくわからない状態だったりで帰宅してから
確認して可能ならようつべ動画にアップしてみようかなと。


見近島という無人島での最後の夜となりました。浜辺に
出て、持参のブルースハープで亡くなられたかまやつひろし氏の
名曲「どうにかなるさ」をCのキーのハープでお酒呑みつつ
吹いてみました。もうこんな事二度と出来ないだろう。


そうこうしていたらスーパカブ50が2台到着。なんと盛岡ナンバー!!
学生さんでした。フェリーを利用しつつ6日かけて広島側から
しまなみ海道へと至り、四国を旅するそうです。彼らは砂浜で
焚き火をするというので、持参した残りの炭をあげました。
いいなあこの無鉄砲さ。こんな無鉄砲な若者がいるこの国は
案外まだまだ捨てたもんじゃないのかなって嬉しくなって
しまいました。


明日は最終日。でもフェリーは22時半の出航。キャンプ道具は
片付けて、テントだけ仕舞えるようにして最後のしまなみ海道
全ルートを噛み締めるように巡ってみることとします。
あと少しだけ焚き火をば。しまなみ海道の旅に乾杯。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。