春一番の風

有休消化は本日からが
本当の開始となっている。
今までこの日記では
「シフトの関係で」平日
休みで云々かんぬんと書いて
来たが、本日から少しの間は
有休と公休を重ね合わせて
お休みが続くのである。


何だろうか、まるで3年前の転職期間を思い出してしまった。
無職だったのだ。自転車に乗ってハロワに通っていたのだった。
今回は別にそんな心配は要らないのではあるが、しかし平日に
ぽつんと休んでしまうとどうも落ち着かない。しまなみへの
旅へは来週の今日、その日の22時発のフェリーに乗る事から
始まる。まだ1週間ある。もう1週間しかない。何にせよどう
過ごしたらいいのか少し持て余している気がしないでもない。


取り敢えず耳鼻科へと行った。ここ数年恒例の花粉症対策で
アレルギーの薬を処方して貰ったのである。外は風が吹き
まくっていた。今年も我が街に春一番の風が吹き荒れた。
そいつが過ぎれば花粉が吹き荒れるので対策するのである。
旅先にもマスクを何枚か持って行く。春一番と言えば
キャンディーズではなく(一応その頃はまだ幼稚園児
だったと書いておくがそれにしてももういい歳である)
今は亡き西岡恭蔵春一番である。大阪の下町のディープな風を
何となく感じさせてくれるような名曲だなあと。春が近付くと
毎年ギターで弾き語ってみたくなる。へたっぴだけど。


春一番 by 西岡恭蔵

街行き村行き

街行き村行き

しまなみの旅を終えたら、僕はまた下町で働く事になる。以前
働いていた町に戻る事になるのだった。また帰ってきちゃったか。
でも、僕には下町がお似合いらしい。出戻ってきちゃったと
あの方この方に挨拶して回る事になるのかもしれない。
プライドなんてない。捨てた。それでいいのだと思う。
春一番の風は遠いヤスガーズファームではなく、下町へと僕を
連れて行ってくれるのだろうか。春一番の風。誘いの風。
懐かしい下町。春一番の風に導かれて、またそこへ行くのか。
何が待っているのかな。


春一番の風は通り過ぎたみたいです。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。