最後のオムライス

主任介護支援専門員
研修も遂に最終日と
なった。


昨年7月にスタートして
今回で12回目。お金も
時間も費やして、その
間に年も明けてついでにまた職も変わりそうで何かと慌しい
昨今である。気持ちも色々と揺れたし、やや不安定にもなった。


最終日の内容は地域課題について。ケアマネとして色々なケースに
関わるが、ひとつひとつのケースは個別であってもよくよく検証
していくとその利用者が住む地域が抱えている様々な課題が
見えて来る。地域の課題を更に検証し、どうすれば課題・問題が
解消・改善して行けるのかを考えるのである。包括が目指して
いるのはまさにその辺りであり、地域資源の発掘、創生、そして
その情報を地域関係者と他職種を巻き込んで共有する事により
昨今のお題目たる「地域包括ケアシステム」とやらの構築へと
繋げて行く。


本当にまだお題目の段階でしかないなとつくづく実感している。
居宅ケアマネさん達の立場からすると地域にどんな社会資源が
あるのかさっぱり判らないなんて意見も出て当然な状態だろう。
民生委員が何をしているのか、地域の老人憩いの家などの
集いの場で何が行なわれているのか、認知症カフェって?
などなど。


終わりが見えて来たダメ包括職員の立場からながら色々と
意見させて頂いている。今回も結局班の中での司会役など
やらされておりまする。包括や社会福祉協議会や行政といった
公的な位置づけの機関だけでなく、町会や民生委員や、もっと
身近な利用者の近隣の人々、色々なものを巻き込んで問題解決に
繋げて行ければ、そして巻き込んで行く中でネットワークを構築して
行ければ・・・時間も手間も掛かるかもしれないが、今後求め
られるのはそういった所なのかもしれない。でも班の皆さんからは
積極的な意見が色々と出ており、本当に僕自身勉強になったと思う。
頑張っている地域の居宅ケアマネさん達に頭が下がる思いだ、いや
本当に。まあ僕もあと少ししたらその居宅ケアマネさんに復帰する
予定だが(笑)頑張るしかねえよな。何かきついケースに当たったら
今度は僕が包括を巻き込んでやろうぜ・・・っておい。

_________________


さて、今回の研修では毎度毎度何故か思いついてオムライス
専門店でひたすら昼食を摂ってしまったのであったが、それも
最後となったのです。研修は12日間だったけどそこのお店の
オムライスも偶然にも12品目。全メニューコンプリートを目指して
あれこれ頂いた訳です。変り種メニューばかりに手を出していた
けど、最終日はシンプルなケチャップのオムライスを注文しました。
サラダとスープとドリンクのセットメニュー付きでやや贅沢だ。
オムライス全品目の写真でも羅列してやろうかと思ったりしてみたり。
まあまあそこそこに美味しゅうございました。ごちそうさまでした。
もうこのお店でオムライス食べる事は恐らく二度とない・・・かな?
少し寂しい気もしないでもない。

研修修了後、修了証明書が手渡されました。こうしてわたくしは
晴れてだか曇ってだか雨降ってだか何だか知らないけれども
主任介護支援専門員となった訳でございます。名刺の肩書きに
載せる位しか役に立たないかどうか知らないけど。でもこれまでの
資格同様、お金になろうがなるまいが学んだ事は貴重であり、
自分が納得出来ればそれでいいのではないかと思うのですね。


さて、明日からは引継ぎやら残務整理やらで忙しいのかヒマに
なるのかよく判らん日々が続きそうだ。その一方でそれらを
乗り越えたら有休消化でバイクに乗ってしまなみ海道なんて巡って
みたいかなあなんて唐突に思ってみたりもしてるのです。まだまだ
少しの間は色々気を遣って胃が痛くなりそうだけど、頑張れ!
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。