空・年の瀬の空

時々例によっての
不定愁訴に見舞われた。
気軽に考えていようと
思ってみても退職を
意識するという事は
やはり自分にとって
大きな事なのだ。でも
今の僕にとっては決して深く悩むような事でもない筈なのだ。


本日で仕事納め。介護保険以外の総合相談で今まで
関わって来た方々に電話や訪問で近況をお聞きしたり
年末の挨拶をしたりした。訪問した方々の中にはかつて
困難事例として役所の事例検討会でも発表した方もいる。
その方も現在は紆余曲折を経て一応落ち着いている。本日の
訪問も穏やかに迎えてくれた。警察沙汰を起こした事もあったが、
少しずつこれからの事を考えている。この先どうなるかなんて
判らないけど、それは誰だって同じ事。僕の支援の仕方は上司に
あれこれ言われたが、でも僕は僕なりにどうにか頑張って来た。
「色々すみませんね、来年も顔出してくださいよ。それより
j-45さん体調大丈夫?結構しんどそうに見えてた頃があったけど」と、
その方に逆に心配されてしまった。だめだこりゃ。
問題が解決した訳ではないが、少しずつ変化して来た。その方に
穏やかにそうやって言って貰えた事で、ほんの少しだけ、報われた
気がした。


この方だけではなく、ケアプランを直接担当している方、その他の
事業で関わった方などに電話を入れたり訪問したりした。それぞれの
生活の中でそれぞれの年末を迎えている。皆問題を抱えており、しかし
今年もどうにかこうにか乗り切りでのこの年の瀬。


会話を交わした方々皆さんに「どうぞ良いお年を。根拠なんて
なくてもいいからいい年になるよねって無理矢理にでも思って
年を越しちゃいましょう。じゃあ、お元気で、また来ます
(また電話したりします)」と述べた。やがて去る事になる事を
また伝えなくてはならないが、もうこれは仕方がない、でも今日は
こう述べるしかないじゃないか。こうしてどうにかの仕事納めと
なったのでありました。


とても寒い1日だった。でも空がこんなに綺麗だった。
ほんの少しだけ、ほんの少しだけ報われた気がした。
まやかしなのかもしれないが、そう思っておく事にした。
そんな仕事納めだった。でもやはり、少し胸が痛かった。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。