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帰路、学習塾の横をいつも
通るけど、その塾の入り口に
ポツンとネコがいた。
中に入れて欲しいなとでも
思っているのだろうか。
行き場所がないのかな。
誰かとふれあいたいのかな。
何だか今の俺みたいだ。

本日も僕が担当している数少ない要支援の利用者さんとのあれこれから
始まった。精神疾患とアルコール依存症を抱えている。雑多な職務が
絡む包括業務の中で、この方の今後をどうしていったらいいなかなと
思いつつ、やはり直接支援者として関われる事の大切さを感じている。
包括の業務はケアマネさんへの中繋ぎが多いので、繋いでしまえば
それっきりになる事がほとんどである。でも自分が直接ケアプランを
担当している方については自分が、そう、自分が直接関われるので
ある。まあそれはそれで大変な時もあるけれど。でも、やりがいがある。

帰宅したら、居宅ケアマネ時代に共に働き（その後退職されたが）、散々
お世話になっていた主任ケアマネさんから電話があった。僕が色々と
あって心身共に調子を崩していた事を以前から伝え、相談に乗って
くださっていた方で、そもそも包括への就職活動中もそこの事業所の
社長さんも含めて何度もお会いしていた方である。色々と心配して
くださっていた。

何だろうと電話を受けると、うちに来ないか、と。包括業務の
しんどさや矛盾などもよく知っている方だけに僕の悩みも理解して
下さっていた。そしてそこの社長さんも何度もお会いしたが、
もし退職するのなら今すぐでなくていいのでうちに来てくれたら
いいのですが・・・と言ってくれているらしい。うわぁ・・・

その選択がどうなのかこうなのかは解らないけど、信頼していた
方とまた一緒に仕事が出来る事は魅力かもしれない。そしてそれ
よりも僕みたいな奴にお声を掛けてくださった事が何より嬉しかった。
今すぐに結論は出せませんと打診したが、慌てなくていい、今の仕事を
ひと段落させてからでもと。唐突なお誘いだったが、よくよく考えると
付箋はもう何年も前から貼られていたっけか。もしもタイミングが
会えばぜひお願いしますと述べて電話を切った。もしかしたらまた
僕の人生はまた変化して行くのかなあと。

また、風が吹いて次の居場所へと移ろうのだろうか。悩みはまだまだ
尽きませぬ。でも明日もお仕事なのでどうにかしなくては。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。