線路と空

冬の風が吹いていた。
コートにマフラーをして
出掛けた。仕事先で支給
されているジャンパーも
もう使ってはいたが今日
からインナーを取り付けた。


秋を感じないまま、冬がとっととやって来た。東京では雪が降った
らしい。今年は何から何までおかしな事が続いている。
駅にはイルミネーションのポスターが張ってあった。11月ももうすぐ
終わり、来週の今日はもう12月である。どこまでも気忙しく、どこ
までも落ち着かない。気持ちはざわついてばかりいてどうしたものかと。
じゃあひと月後はクリスマスイブではないか。まあ関係ねえけどな。
やり残している感がもの凄く強くあり、持たなくてもいい不安と
焦燥に追いかけられているような瞬間に襲われる事が時にある。
夕刻、暮れ行く空とつめたい風を感じると、その感情が強くなる
傾向にあるようだ。どんだけ無駄に悩んでおるのだ俺は。アタマでは
無駄だと解っていてもココロが制御出来ない。


もっと自分を認めてやればいいのにとかなり前から解っているし
頑張って来たではないかとも理解しているのだが、なかなかね。
他人が認めなくてもせめて自分だけは自分の味方になればいいのに
時々自分を敵に回してしまう。ああ、解ってるさ、それって愚の骨頂って
奴だよな。何年同じような事で悩んで同じような事書いてんだまったく。
でも時々こうして後ろ向きになり、愚痴みたいな事書いてあれこれ
思いたくなるのです。その為の日記なのだからいいか。人はそうそう
変わらないものなのだ。俺みたいな偏屈者なら尚更か。


明日はかつてのお仕事仲間達との少し早い忘年会。懐かしい方々と
あれこれ話して愚痴も出してせいぜい楽しめればと思ってます。
あの頃もしんどかったけど、今思うと自由で気持ちも上向きだったな。
下向きな冬を迎えて、やり残している感に苛まれて、持たなくてもいい
不安と焦燥に追いかけられて、でもそれもまた俺なのだ。いいじゃん
別に。もっと認めてやりたい。自分を敵に回して、どうするね。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。