がっき

今週も始まりました。
空は鉛のようであり
重苦しく圧し掛かって
来るみたい。


こんな日はやはり気分が
冴えません。新潟だったか
どこだったか、自殺率が
ワーストワンだとかいう話を聞いた事があるが、日本海の冬は今日
みたいな重苦しい空模様が延々と続くのだろうからそりゃ死にたくも
なるわ・・・っておい。


40年以上も前に井上陽水は「傘がない」と言う曲の冒頭で「都会では
自殺する若者が増えている」と歌ったが、何十年経ってもあまり
変わりはないらしい。なんて事をぼんやりと自転車を漕ぎながら
町を行きふと考え、それでも生きてお仕事していられる自分は幸せ
なのだろう。気分の落ち込みは午前中や、こういう重苦しい天候の
日に出現する。時々、消えてなくなりたくなったり色んな事が
どうでもよくなったりこれから先どうしたらいいのかと漠然と不安に
なったりする。でも別に死にたいとは思わないし(むしろ生きてもう
少し楽しい思いをしたいので死んだら損だと考える)どうしたら
死ななくて済むのかなんてふと気がつくと苦笑してしまう事が時々ある。

断絶

断絶

「傘がない」という曲を初めて聴いたのはラジオだったか。80年代の
終わり、10代だった僕はギターを弾き始め、当時の流行の曲には
見向きもせずに何故か60年代から70年代の欧米や日本のロックや
フォークに傾倒し始めていた。そんな中でこの曲はなかなかに
強烈だった。簡単なコード進行なのでコピーは難しくないけれども
歌詞の衝撃力とエンディングのオルガンの救いようのない絶望感を
感じさせる演奏に惹きつけられた。絶望感に惹きつけられるという
感覚は、もしかしたら若い頃特有の感覚なのかなあ。当時の僕は今よりも
先が見えなくてもっと色んな事に恐れおののいていた筈だ。20代に
入り、その感覚は更に厳しいものになっていったっけか。今思うと
ばかばかしいと断言するが、当時はしんどかったんだ。


雨に少し降られた。傘がないんだよ。濡れてしまった。気持ちが
疲れている。週明けそうそうなんてこったい。でも久々に思い出した
ように帰宅して少しだけギターを弾いて「傘がない」を口ずさんで
みたりして。時代はどんどん変わっても、人間の本質なんてそうそう
変わりはしないのかもな。でも、絶望しないでもう少し頑張って
生きてみよう。唐突だけど久々の音楽聴こう紀行カテゴリでござい。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。