夕景

先日から書いていた通りで
とあるパーティーなんざに
出席したのであった。
一応それなりに服装に気を
つけて取り敢えず適当に
やりすごそうと自分で
申し込んだのに直前になって
面倒臭くなった駄目男は気乗りしないまま出掛けたのであった。


普段は行く事のない場所に出向き、普段は会う事もない方々と普段は
感じる事のない雰囲気の中で、面倒臭がりな男はしかしまあそれなりに
ああいいかもなと感じたりもしたのであった。普段やらない事を経験
すると、如何に最近の僕が出不精となり気持ちが塞いでいたのかがよく
解る。心が下向きになっていたのだなあと。何か楽しい事があった訳
でもなく、適当にそうですねえあははははと話して呑んで食って終わった
だけなのであるが、こういう事が足りていなかったのかなあと。


そして帰宅した。明日からはまた変哲のない毎日なのだろうが、
もしかしたら何かを変えてゆくひとつのきっかけになるかなあ。
狭い世界の中に閉じこもっているような人生(これはもしかしたら
僕みたいなおひとりさまだけではなく、家庭持ちだったりとても
忙しい人だったりでも同じなのかもしれないが)を少しでも変えて
行きたい。まだまだ人生先があるらしいのでせっかくならば楽しく
生きたい。頑張っているのに何となく損している気になりがちな日々の
中で、自分なりの幸せを探したいのだ。これでいいのだと思いたいのだ。


ひとまず、家に引き篭もって終日呑んだくれているよりは良かった1日で
あった。休日廃人状態、どうにかしようぜ。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。