2010年・果無集落

今週も始まりました。
梅雨明けした筈なのに
湿気の多い朝でした。
毎回毎回しつっこく書いて
いる通りでして、そんな日は
調子が出ないのでございます。


とある町会長さんからこう言って
頂けた。「××さんから聞いてますよ、本当に頑張られてますね」と。
お世辞なのは解っているが、それでも嬉しかった。2年と数ヶ月、
この町で頑張って来た。少しずつ少しずつ様々な方々が僕の顔と名前を
覚えて下さっているらしい。ケアマネ専業だった頃には考えられないほど
世界が広がったように思う。でもやはり疲れており、相変わらず壁に
ぶち当たったままなような気がしており、自身の能力の限界なんざも
感じたり。前を向いて頑張って気がつくとまた落ち込んでを繰り返し
精神的に微妙に不安定になっている。まあだからと言って誰かに当たり
散らしたり訳の解らん事を言ったりする事もなく(いや、実はそうした
方がいいのかもなあと思ったりもするのだが・・・)淡々と過ごしている。


介護保険のサービス導入ありきでしか関わりにくい居宅ケアマネの限界を
感じ、もっと自由に支援が出来るのではないかと包括に就職し、そして
それなりにその願いを叶えつつ頑張って来た。でもそれ以外に案外縛りが
多く、不自由さを感じる事が多くなった。それをどう捉えどう乗り越えて
行くかが今後の課題になるのかもしれない。自分の能力の低さに幻滅したり
その一方で結構大変なケースをどうにかこうにか解決したではないかとの
自負もあり、コロコロと気持ちが変わって行く。


困っている誰かの支援をする事で、実は自分を見つめ直し、自分の弱い
心と向かい合っているのだと以前もこの日記の中で書いたかもしれない。
それは支援者として不適切な考え方なのかもしれないが、僕はそうする
事で自分の心を支えているのかもしれない。そうするしか生きる術が
ないのかもな。そしてそんな自分の弱さこそが、もしかしたら誰かを
支援する強さに転換出来るのではないかと淡い期待を抱いているのだろうか。
ありゃりゃ、ニワトリが先かタマゴが先かみたいになってないか?
わけわからん。でもどうにかやれる所まで行くしかないのだ。毎日が
自問自答である。もっと楽に考えりゃいいのにアホだな俺は。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。