父は何を思う

本日もお仕事であった。
色々辛いけど頑張るのだ。
一応平和に帰宅したが、
そんな中父が発狂・・・
もとい素晴らしい事を
口にしたのであった。
それは意外なような、
しかし父らしいなとも
思えるような。


僕はアフリカツインを売ったお金で125ccのGNを手に入れたが、父はそれに
乗ってみたくなったらしい。以前も書いたかもしれないが父もかつては
バイク乗りで250ccに乗っていた。父の世代ではクルマの免許を取得すると
おまけで二輪の免許(しかも排気量無制限)がついてきたが、とあるきっかけで
失効してしまい、取得しなおしたら二輪免許はもうついてこない時代になって
いたのだった。バカ息子が19の歳に当時の中型二輪免許を取得するにあたっては
少々反対したもののそれでも結局許してくれたのも、日本中を旅する事になり
散々迷惑をかけたにも関わらずそれでも「いい経験だったじゃないか」と
言ってくれたのも、嫁も貰わずアフリカツインを駆ってあちこちへと出向く事を
快く思ってくれていた事も、考えてみれば自分もかつてバイク乗りだったから
らしい。


GNに乗ってみたい。ひいては小型二輪免許を取得したい、と。父の年齢も結構な
所に至っている。しかし息子が言うのも何だが若々しい。普通ならやめとけと
言ってしまう所だが、僕は是非取得すべきだと力説した。年齢は記号でしかない。
僕もそう思って生きようとしているし、それを父も思っている事が嬉しかった。
GNの懐かしいルックスや適度な車格も父のココロに何となく火をつけたらしい。


早速近場の教習所のサイトを見てみたが、何とびっくり。小型二輪免許は
AT限定しかないではないか。でも考えてみれば近年125ccのマニュアル車
なんて国産ではほぼ存在していない。僕のGNだってSUZUKIブランドを
受け継いでいるとはいえチャイナOEMだし。国内販売車は皆スクーターなのだ。
なので小型二輪MT免許講習を扱っている教習所を探した。市内にはなかったが
電車で通える場所にあった。イマドキ二輪の免許を取得しようと思えば
普通二輪から入るか小型AT限定から入るかなのだろうと思うので生徒数は
きっと少ないから講習予約も取りやすいだろう・・・と勝手に思う。
こういう事は勢いである。講習費用に関しては僕がほぼ出してあげればいい。
そんなに高価なものでもない。あとは父のやる気次第である。


この話が先に進むかどうかはまだ判らないが、折角なので進めてやりたい。
どうなるかなんて知らないが、GNが父に何かをもたらしてくれたのだ。
父は先日GNに跨ってみたが、僕よりサマになっていた。どうなるかなこの話。
頓挫してもいい。父がそんな情熱を見せてくれた事が本当に嬉しかった。


明日明後日はお休みです。取り敢えず寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。