暫く前に若くして亡くなられた、とある方のお別れ会のようなものに
参加して来た。葬儀には行けなかったが、もっと気安く故人の在りし日に
ついて語ろうというものであった。僕も随分前にお世話になった方であり、
その後も少しだけではあるが交流があったので、その方の急逝を残念と
思い、また当時を知っている方々との懐かしい話なども出来たのだった。


亡くなられた方への一番の供養は、時々思い出してその方について語る事
ではないだろうか。亡くなったのだからもう肉体はないしたましいも
消えたのかどこかに行ったのかなんて判りもしない。だから残された
人々に出来る事は、思い出してあげる事なのだ。この方は何人もの
人が思い返してくれると思う。それだけ生前頑張って来られたし、また
他者への影響を与えて来た方なのだから。もう姿も形もないけれど、
残された人々には想い出がある。何かを残して死んでいったのだ。
僕が死ぬ時、死んだ後、何が残るのだろうか。何も残さず誰にも知られず
消えて行くのだろうか。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。