2013年・夕暮れ

本日も暖かい。黄砂で空は
もんやりしている。
僕はマスクをしながら
自転車を漕ぎ、周囲に
誰もいないか車の騒音で
かき消されそうならば
何故か歌など声をあげて
歌ってみたのだった。


誰かに聞かれたら 「ああ、春になると出るんだよああいうの」とおかしな
奴扱いだろう。でも最近何だか歌いたい気分なのだ。楽器も弾かずバイク
にも乗らずな生活にまた戻ってしまったが、それで良いのかこんちくしょう。
マルチトラックレコーダーとか折りたたみ自転車でのポタリングとか
バイオリンとか無駄に思いつくままに手を出してみたが、気持ちに余裕が
なくなるとほんっと駄目ですな。


自転車を漕ぎながら何を歌っているのか。いやもう適当である。思いつく
ままの言葉に思いつくままのメロディーで、出鱈目に歌うのである。
そういや20代の頃はそんな出鱈目から歌を色々創ってたっけ。へたっぴ
でも何でも自分の歌なのだと。当時は精神的にかなり(今とは違う形で)
追い詰められていたような気がしないでもないが、それでももの凄い
勢いで言葉やイメージが湧いていたっけ。要するにおかしかったんだな。
世間への苛立ちやら上手く生きられない人間やらばかり歌ってた。
その内容は今の僕と何ら変わらないのはどうなのかと。


でも最近適当に思いつく言葉は、もう少し優しく穏やかなもののようだ。
色んな人に会って、色んな経験をして、歳も食って、あんまりとんがるのも
どうなのかって所か。でも優しいばかりや励ますばかりの歌は今だに
あまり好きになれないのは当時と同じか。音楽、最近聴いてないなぁ・・・
楽器が弾けて何とか歌える自分をもう少し大事にしてやってもいいのでは?
他に何もないんだから。でも重い腰モードはなかなか解除されませぬ。
そうしてるうちに人生終わっちまうってのによ。


明日は雨が。研修で1日が終わりそう。終わる前に、もうちとどうにかしたい。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。