2007年・下町の路地

午前中は訪問での相談。
お昼前まで時間をかけて
対応する。


急いで昼食を摂って午後
からは認知症サポーター
養成講座の講師役として
1時間の(大したものでは
ないが)講演なんざ。司会者から「講師のj-45さんです」と紹介されるのは
こっ恥ずかしいが講師が恥ずかしがっていたら話にならないので無理くりに明るく
元気な講師を演じたのでござる。人前に出て喋ろうとすると気を失いそうになる
症状に昨年夏から苦しんだが、何とか元に戻りつつあるのかなあ・・・アドリブを
加えまくって時々皆さんから笑い声が起こったのが嬉しかったな。


夕刻は来所された方の相談を受ける。少し深刻な内容で相談者は時々涙を
浮かべておられた。無理に解決策を提示せず、今回はひたすら聞き役に
回ろうと思った。こちらも1時間半程時間を取って対応。悩んでいる事を
聞いてもらうだけでも人は少しだけかもしれないがすっきりするらしい。
まずはお話をじっくりと聞く事、最近はその事に特に力を入れている。
上っ面だけの支援者からどうにかして脱皮したい、本当に困っている方の
為の一助となりたい、まだまだ先は遠いが、地道にやるしかないのだな。


しかしそんな僕は相談援助職の癖して自分の悩みはあまり人に話さず
溜め込んでいる。なんじゃそりゃ・・・でも、夕刻の相談者の言葉
「相談に来てよかった、何だか行き詰っていたんです、また来ます」との言葉に
グッと来た。僕の薄っぺらな言葉が仮にその方の心に届いたのならば、
それは案外凄い事なのではないか。そう思うと単純に嬉しかったし、
だからこそその方の悩みにもっと真摯に向き合いたいと思ったのだった。


自信を失い、自分も見失いそうになっていた。でも、もう少しだけ
頑張ってみようかなと。僕の拙い言葉が、どなたかの心にちょいとでも
届くのであれば。どうなんだろうなあ。寝ます。明日もいい日にして
みせますよ。ではまたね。