梅の花

シフトの関係で休日でござる。
平日休みにまるで慣れないまま
だが、でも休みなので休むので
ある。


花粉症対策で薬を貰いに耳鼻
咽喉科へと。そこは何時行っても
空いている印象があったが今日は結構混雑していた。
もしかして僕同様花粉症対策なのだろうか。そろそろ近畿地方も来そう
だものな。それでなくても鼻水グズグズな感じになって来ているので
もうマスクは欠かせない。ぐしゃぐしゃな顔が隠せるってのもマスク
している理由のひとつでもあるが。点鼻薬と抗アレルギー剤をひと月分
処方して貰って耳鼻咽喉科を出た。医者なんて適当なものだなあと思うが
薬はそれなりに効果があるのだろうから続けてみる。昨年もそうして
どうにか乗り切ったものね。


その後は近辺のショッピングセンターをウロウロする。書店で立ち読みして
ダイソーに寄ってスーパーで買い物して・・・と何時ものパターンである。
でも、文庫本を一冊買った。



またしても早川義夫さんの著作である。この方の音楽と文章には幾度となく
救われてきた。帰宅してちらっとページをめくってみたが、もうそこから
その言葉に引き込まれてしまった。



素敵な人や音楽に出逢えたらそれは幸せな事だが、それらを信じられなく
なったら、それらを不潔だと思うようになってしまったら終わりだという。
本当だなと思う。人は何故、時に好きだった人やものを不潔だと思ったりして
しまうのだろうか。それは多分、自分が変わってしまったからなのだろう。
素直に受け取る事に疲れたり面倒臭くなったり、或いは妬ましさや悔しさ
なんてものがごちゃごちゃと混じって気持ちが変わってしまうのかもしれない。
そんな自分が好きになれないが、早川さんはそんな自分を受け入れようと
している。弱いのに、強い。だから惹かれるのかもしれない。本当の事を
書いているし、歌っている。


帰路、梅の花が咲いているのを見つけた。春がまた来る。
明日からまた少しだけ本を読む時間が出来たと思っただけで
ちょっと嬉しい。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。