2011年・マーブルビーチ

本日主に時間を掛けたのは
月末に行なわれる僕が
以前関わった虐待案件の
事例検討用資料作成で
ある。


幸いな事にこの案件はどう
にか終結を見ており、自分の
仕事の振り返りの機会として、今後また通報を受け、対応していく際の
ひとつの指針として色々考えつつ資料を作成している。でも自分自身の
不調を感じていた状態で、よくもまあ問題のある案件を受けていたなあと。
だからおかしくなっちゃったんだろうな。はぁ・・・


でも地域には誰も気づいていない問題が幾らでも隠れている。虐待案件では
ないものの、そんな案件に僕は本日も関わっており、この職場にいる限り
これからもどんどんと関わる事になるのだと思う。うんざりしそうに
なるが、でもその案件の対象となる方々は、もしかしたらもっとうんざりし、
生きる事にもうんざりしているのかもしれない。そんな方々の支援を
どうにかしていくのが僕の役割なのだろう。こんなに困っている人々が
世の中にはいるのかと今更ながら驚いてしまう。


本日ある住宅街を訪れた際、以前関わっていた方から偶然に声を掛けられた。
嬉しい、僕が包括に就職して間もなくの頃に関わった方でその後すぐに
問題が解決して関わりは消えた方だったが、僕の事を覚えてくれて
いたのだった。「お茶でも飲みに来てよ」だって。お茶は頂けない
けれど、その後の暮らしがどうなったのかお聞きする為に今度
伺ってみる事となった。こんな時、こんな仕事をしていて良かったと
改めて思ってしまう。しんどいけれども、こんな自分がどなたかの
役に立ったのかもなと。少し、救われたような気になった。
ああ、僕は仕事に苦しめられているけれども、その一方で仕事に
心を救われているのかもしれないな。

冷えて来たな。明日はもっと冷えるらしい。くれぐれも心だけは
冷やさないように。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。