雨の降る中、夜からある方と会食となった。結構楽しみにしていた日だった。
でも僕には解っていた、その方は僕の事を心配してくれてはいたが、それ
以上の何かではなかったのかなと。


仕事に生きている人なのだなあと思った。それだけに比重をかけている
訳ではないが、でも根本に仕事があり、それを突き詰める生き方を
されているように感じられた。しなやかで、きれいだなと思った。
目の前で熱く語る彼女の表情は本当に美しかった。惚れたのだと思った。
でも、結局今回も色恋じゃなかったのだなあ。


食事して、イルミネーションを見て、またあれこれ語って、少し歩いた。
クリスマス前の都会の街、雨の中の風景もきれいだった。まあ、今年は
おひとりさまじゃなかったな、こんな素敵な方とふたりで過ごせたのだなと
思ったら、それだけでも心がほっとした。この方とはこれからも良い
友人になれそうだ。でも、彼女の本心はどうなのだろうか。何処かに
孤独感や自身への不信、またそれを前提にしたからこそある前向きな
感情が入り乱れているような気がした。友達だけでもいいから、また
会いたいなと思ったし、また会えるのだと思う。


駅のホームで別れ際、電車に乗る僕に手を振ってくれた。見た目は恋人同士
みたいだけれども、違うんだよな。でも、今宵付き合って下さった事に
本当に感謝したい。こんな日記に書いても彼女には届かないが、こっそりと
お礼を書いておきたい。感謝しています。苦しみを解ってくれたあなたに。
さて、明日からも(ああもう日が変わったか)頑張ろうぜ!!
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。