柴胡加竜骨牡蛎湯

有休を取ってメンタル
クリニックを受診した。
恥ずかしいとか何とか
考えている場合では
ない。仕事に、そして
僕自身の生活に影響が
出ているのである。
急を要する。


仕事帰りにでも立ち寄れそうな通勤沿線で見つけたクリニック
だった。どんな所か評判も解らないが行ってみるしかない。しかも
ネットでの予約が上手く取れなかったのでいきなり行ってみたの
であった。どうなるかと思ったが、空きがあったらしく初診では
あったがあまり待たずに受診出来た。


医師は約1時間に渡り時間を取って聞き取りをして下さった。
取り敢えずSSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)あたりを
適当に処方されるのだろうかと思っていたら違った。僕の身分を
明かしている事も関係しているのかもしれなかったが、所謂
ストレスマネジメントの話から生活習慣から食生活から細々と
聞いて判断されている。診断(?)は「交感神経過亢進」だった。
要するに自律神経失調症なのだろうか。交感神経はやる気・
闘争心をかきたてる神経。そいつが過剰に働いており、常に
緊張が続いている状態が当たり前になってしまった挙句が
僕が経験したあの思い出したくもない気が遠くなる感覚に
繋がっているらしい。


そのクリニックではSSRI等の処方よりも上記した通りの
自主的なストレスマネジメントや生活習慣の改善その他を
治療のメインにしているらしい。科学的抗不安剤等の処方は
簡単だが根本的な治療には結びつかないとの考えらしい。
その考え方は僕の考え方にも近いものがあり、理解し易かった。
しかしいきなり生活習慣その他の改善には至らないだろうと
いう訳で、そこのクリニックの方針である漢方薬処方が
なされる事となった。処方されたのはTOPの写真にある
ツムラの「柴胡加竜骨牡蛎湯パニック障害等にも効果が
期待されるらしいから結局僕の症状はそれっぽいものなのか。


漢方薬を服用し始めた。そして自分がどうなっているのかも
何となく理解出来た。ちなみに食生活についての注意点等に
ついて以下に。


・血糖値と交感神経・副交感神経のリズムはリンクしている。
 つまり、交感神経亢進時に血糖値の上昇があり、副交感神経
 亢進時には血糖値は低下するらしい。僕の食事リズムは
 午前7時朝食、午後2時頃昼食、午後8時半前までに夕食と
 なっているが、医師曰く「間隔が空き過ぎている」との事。
 血糖値が急激に上がらないような食品(食物繊維が多かったり
 たんぱく質が多いもの。炭水化物や糖質はなるべく避ける)を
 食間に摂取するといいらしい。炭水化物を間食に入れると
 急激な血糖値上昇に繋がり、それに伴い交感神経が狂いながら
 亢進してしまう・・・???らしい。でも何となく意味は理解
 出来る。僕は無駄な摂食を避けていた。もう少し適切な食事
 摂取を心掛けなくてはらならいのだろう。難しいけど。
 それに疲れや精神的ストレス等が複雑に絡み合っているのが
 要因となっている可能性が大きいらしい。


身体と心のリンクについては随分以前から意識してはいたが、
しかし実際医師に指摘されてみて気付く事が今回かなりあった。
処方された漢方薬の効果はどうだか知らないが、それでも
今回の受診は自分の現状把握にそれなりに役立ったのだと
思いたい。現職に就いて以来兎に角突っ走って来た。今こそ
自身を見直す好機なのかもしれない。


明日は法人内会議がある。僕がメインで仕切る事となっている。
あまり肩肘張らず、処方された漢方薬を信じて気楽に司会を
務めたいと思う。そして今後も「心と身体」のありように
ついて機会ある毎に見つめて行ければと思っている。で、
続くかどうか知らないが新カテゴリを作ってみた次第です。
どうなるかな僕の心は。仕事や食生活だけじゃない悩みも
あるけれども、それらとも向き合って行かなくてはならんね。


それでも明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。