姉のような

残業して到着が少し遅くなったが、知人のケアマネさんが主催
した会食に参加した。上品で素敵な雰囲気の方なので選ぶお店もまた
いい感じ。ダサい男は服装に結構気をつけた。食事もお酒も本当に
美味しかった。


その後はその方(僕より少し年上の女性だ)と二人でカフェに行き暫く
話していた。その方との付き合いもそこそこ長くなって来たなあ。
ケアマネとしては先輩だが、近年は僕の立場が少し変わって来た
事から逆にあれこれ質問や相談を受けるようになっている。それは
とても光栄な事だ。でも彼女から見ると僕は弟のような感じらしい。
僕も実の姉(が、いるのです)には話せないような個人的な悩みを
ついお酒の勢いを借りて話してしまったりして。でも適切な
アドバイスをさらりとくれたりする所がまたいいのですな。
その方からしても利害関係でうんざりする事のない、しかし以前
からの知人である僕に声を掛けるのは気が楽でいいらしい。
お互いに理解出来る仕事上の悩みを話し合ったり、他人だからこそ
逆に話せる個人的な悩みだったりを語り合った。その方も、また
悩んでいるのだ。


べたべたした関係ではなく、さらっと会えてさらっと別れられる
方である。こんな方が姉だったらなあと思う。姉には勝てない。
実の姉にも喧嘩して勝った試しがない。でも、肝心な時には
甘えていた。まあこの方に甘える事は絶対にないが、しかし
勝てないとはやはり思ってしまう。そして勝てない自分も
まあいいやとも。


コーヒーカップの中身が空になった所で情報交換はお開きに。
また会いましょうとあっさり別れた。何だか清々しい気分に
なれた。都心の地下街は23時を廻っても人でいっぱい。僕は
また独りに戻って帰路についたのだった。日中はずっと雨
だったが、駅を降りると止んでいた。明日明後日はお休みだ。
今月は本当に忙しくてもうクタクタなので明日明後日はきっと
自宅にて沈没しているのではなかろうか。ああやだねえ・・・
取り敢えず日付が変わってしまったのでとっとと寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。