揺らぎ

雨のち張れ

今日は大阪市の消防
出初式の日。再就職
した今年は実に喜ばしい
事に見に行けなかった。
これでいいのである。


しかし本日は朝から雨。
恐らく人出は少なかった
ものと思われる。それは
それで想像するだけでちいと寂しいものがあるではないか。
大阪の正月はあとはえべっさんを残して終わるのであるな。
何年か前は仕事の合間に参拝して福娘さんなんて写真に
収めた事もあったっけか。でも今の職場はもうずっと遠くに
なったので行けないか。別にいいけど。


雨の中、相談に乗って欲しいとの依頼を受けて訪問の為移動する。
出初式えべっさんも自転車を漕ぎながら何となく思い出した
以前の記憶だった。


帰りしな、ほとんど取れない休憩をば。コンビニの軒下で
温かいコーヒーを飲んだ。最近は何処のコンビニでも100円で
そこそこ美味しいコーヒーが飲める。吐く息は白く、そいつを
何度も吐き出しては見つめていた。時の流れは何て速いのだろう。
こんな時、ふとこんな人生でいいのだろうかと気持ちが揺らいで
しまう。尤も、目の前のしなくてはならない山積みの案件の
事を思い返してすぐに揺らぎは消え去ってしまうのだが。でも
その揺らぎを適当に放り出していていいのだろうか。時の流れの
中で何度も何度も気持ちが揺らいでは、でもこれでいいと無理矢理
思って来た。そうしないとどうにも落ち着けない。どうせ流れて
ばかりで落ち着き処のない人生なのかもしれないが、それでも
何処かに落ち着き場所を見つけたいと無駄を承知で足掻くのだ。


何件か訪問し移動を繰り返していたらやがて雨は止み、青空が見えた。
美しさとは程遠い町の、これまた美しさとは程遠い川に架かる橋の
上から空を見た。いい歳をしてこの訳のわからん天気のように
ころころと気持ちが変わり心が揺らいでいる。風が入れ替わって来た。
多分明日はぐっと冷える。年末から体調も揺らいでいる(?)色々と
落ち着きたいが、僕にはかなり難しい注文ばかりであるらしい。
でも、明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。