夏祭り

昨日とは違い少し遅く
なったが、それでも
そこそこな時間で帰宅
出来た。


その前、18時前に出先
から事務所に戻る途中で
縁日の屋台が出ているのを見つけた。凄い人出だ。子供達はそろそろ
夏休みだろうか。お小遣いを持って屋台を巡るのは愉しいだろうな。
僕も子供の頃を思い出した。


僕は昭和40年頃に出来た郊外の団地街で生まれ、昭和50年代
半ばに小学生だった。街が出来てその頃でも既に15年以上経過
しており、当時から既に古めかしい雰囲気の街だったが、でも僕は
その街が好きだった。少子化など何処吹く風、子供で溢れていた
小学校、田舎でも都会でもない風景。子供会の夏の野外映画会や
中央公園での夏祭りは年間の最大のお愉しみであったと記憶する。
特に夏祭りはお小遣いを貰って当てものやりんご飴や綿飴なんて
日頃の生活ではまず縁のないゲームや食品(ゲームはどうせ当たら
ないし食品は衛生的でないと母は眉をひそめていたが)に接する事が
出来る、特別な日だったのだ。お小遣いは500円位だったろうか。
今どきのお子様にはどうか知らないが、昭和のガキには大金であった。
今だったら大人買いであれもこれもと行けそうだが、いい歳をした
独りもんが当てものに興じ、手に一杯の屋台フードをにこにこしつつ
眺めている光景を想像したらぞっとしちまった。だめだこりゃ。


当時住んでいた街の近くには大きな緑地公園があった。大阪市
よく知られている長居公園みたいにスタジアムやら植物園(?)やら
立派な施設はこれっぽっちもないが、穏やかさと優しい緑があった。
久し振りにあの街に行ってみたくなった。今さら行ってみた所で
僕がそこに住んでいた証はもう何も残ってはいないけれども。
今年も夏が来る。九州南部は梅雨明けしたらしい。近畿も間もなく
かな? 愉しみだった夏が、ただ辛く鬱陶しいだけの季節になって
しまったのは何時からなのだろうか。はぁ・・・
今夜も早く寝てしまおう。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。