線路の向こうには

残業しないと書いて
おきながら次の日には
やっぱり残業して
しまった。


うーむ、どうしても
日中出来ない事が
溜まって来ているな。
今週はやたら時間の経ち方が遅い気がしてならない。何時もならば
時間が足りなくなる位にすぐ夜になってしまうのに。参った。
結局帰宅したら22時近く。でもまあ一応少しでも進んでいる。
かなり神経は遣っているが、僕の気持ちはもう先に進んでいるので
気力はまだあるようだ。


引継ぎと云うものは実にあっさりとしている。訪問介護のサ責時代は
引継ぎを行ない、担当していた利用者さんへ別れの挨拶をすると
場合によっては泣かれた事もあった。それはそれで本当に嬉しく
誇らしかったが、今にして思えば実に良くない。誰が引継いで
担当しても同じ様にサービスを提供して利用者さんの生活に極力
支障が出ない様にすべきだったのだ。その点で当時の僕は引き継ぎを
行なう者としてはまるで失格。本当に反省している。


しかしケアマネの引継ぎは案外あっさりしている。そりゃそうだ。
しょっちゅう訪問している介護員と違い、ケアマネは場合によっては
必須の月1回の定期訪問以外に訪問する事がないケースも正直あり、
利用者さんからすると「書類を持って来て雑談していくだけの人」に
なってしまっていると思われても仕方がないケースもあったからだ。
つまり、担当を交代すると告げても「ああ、そうなのかい」で
終わってしまう事も結構あった。思わず拍子抜けしたが、しかしまあ
それはそれでいいと思っている。


新規認定申請から関わったケースや、困難事例と周囲から思われて
いたケース等については僕自身思い入れが強かったものも多々あるが、
それらも事務的な淡々とした引継ぎを行なえた。利用者さんやご家族
には、担当ケアマネが交代しようがどうしようが不安を持たせずに
今のままの生活を可能な限りどうにか維持して頂けるようにしたいのだ。
ああこの方とはもう二度とお会いする事もないのだなあと僕が
少々感傷に浸りそうになっても、実際はただ担当が代わるだけ。
それでいいし、僕はそうあるべきだと考えている。一期一会であり、
その機会に恵まれた事については感謝してもしきれないのであるが。


一期一会か。これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら
二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさいって
意味だったよな。そうか、まさに一期一会で望んでいたっけ。でも
今度は本当に二度と会えないのだね。


時間はもう少し残っている。神経を遣う日々であるが、終わりが
見えているので頑張れる。問題はその先だが。
遅く帰って来た日の方がアタマが冴えているのか休まっていないのか
一応日記は書けました。でももう少ししたら寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。