光と影

書類でいっぱいだった
事業所の我が専用机の
中は大分カラに近づいて
来た。


しかし仕事そのものに
ついてはなかなか
カラにしてはいお仕舞い
状態には出来ない。


帰宅したら完全に気が抜けて、実際の僕の現状とはまるで違う事を
考えよう考えようとしている僕がいる。何時か見たあの遠くの海の
僕に近い所にあった光が今考えようとしている僕の姿であったと
するならば、あの遠くの海の僕に遠い所にあった影が今の僕なのか。


旅に出ると、必ず光を探し、必ず影を探した。僕のカメラは安物の
コンデジだし、そもそも目にした光や影を正確に、若しくは自分のイ
メージのままに加工して表現する腕なんてまるでありもしないから
もどかしいのだけれども、しかし僕の網膜と記憶には確かに残って
いる。若しくは記憶を自分のフィルターに通したイメージとして
残っている。光も影も。


現実逃避をしている暇もないが、現実の光と影ばかり見ていると
流石に疲れて来た。逃避する事なく光と影を、どうすれば
直視し、判別し、受容する事が出きるのであろうか。旅先だって
現実だ。逃避した先たる旅先で見たあの光と影も、今見ている
この光と影から成す現実と、一体どれだけの、何の違いがあると
云うのだ。


と、少しだけ時間が出来た為か屁理屈を捏ねてみた。ああ所詮は
屁理屈さ。でも少しだけ書かせてくださいな。もう寝ますから。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。