光あれ

今週も始まりました。


朝、事業所に着いて
何時ものようにPCを
立ち上げて、取り敢えず
コーヒーを淹れて(インス
タントだが)ネットの
ニュースに目をやると、
ルー・リード死去の記事に目を奪われた。享年71との事。合掌。
ロック黎明期の偉大な創り手が、また世を去ってしまった。


ルー・リードかあ、最近音楽そのものをあまり聴いていなかったので
すっかり忘れていた名前だった。特別に詳しい訳でもないけれど
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバムは僕だって持っている。
シャウトするのではなく、気だるくゴニョゴニョと、歌っているのだか
呟いているのだかよく判らないけれどもインパクトのある声だった。
かっこ良かった。訳の解らなさがまたいいなあと20代の頃感じていた。
相当幅広い音楽的アプローチを行なっていたそうで、僕が知っている
のは、そのほんのはじまりの一端に過ぎないらしい。


1992年、ボブ・ディランのデヴュー30周年記念イベントが日本でも
放送された、若造ながらディランに傾倒してしまった僕はこの番組を
食い入るように視聴していたが、リードはこのイベントにニール・ヤングや
エリック・クラプトン錚々たる面々の一人として参加していた。
Foot Of Pride と云うディランの隠れた名曲を力演していたのが
印象的だった。凄くかっこいいんだこの曲は、それをまた渋く
かっこよく演ってくれたのだった。リードの名前はその時知った。
60年代のロックをあれこれと聴いて行くうちにこの人はかなり過激な
事をやっていた人だとの認識も得た。別段ギターサウンドにこだわって
いた訳でもなく、様々な音楽的要素を好きなように使いこなしていたらしい。


Velvet Underground - I´m Waiting For The Man .



僕が好きになった時代の音楽の創り手が、またひとりいなくなって
しまった。でも記録されたものは何時までも残る。良い作品は決して
朽ちない。久々の音楽ネタが前々回のドアーズのレイ・マンザレク
死去に続くルー・リード死去だなんて少し寂しいけれどもね。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。