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今の事業所でとても
世話になった方が
退職される事となった。
僕が時期を置いて
退職しようと思って
いたのと同様の
理由である。
本当に世話になった方である。この方にお会いしていなければ
僕は(自分で書くのも何だが)制度面や対人技術、相談援助職と
してのあり方に於いての向上に飛躍が見られなかったかもしれない。
学び続ける事、素直に、真摯に関わる事、しかし決して深入りしない事。
生活上に様々な困難を抱えた方々に支援者として関わる事の難しさと
(語弊をお許し頂きたいが)面白さを教えて頂いた。
しかしその毎日は決して堅苦しいものではなく、知識の旅とも云える
知的好奇心への探求と議論、その一方でのくだらない冗談の応酬から
起こる適度な緊張の緩和から成る阿吽の呼吸が形成された「打てば響く」
信頼関係であった。様々な問題を抱えてはいたものの、純粋に
仕事は愉しかった。困った事があってもお互いに相談しながら
事に当たって行った。しかしそんな良き時間は、何故か外部の
どうでもいい力によって解体を余儀なくされる事がままある。
今回もまあそんな所か。
でも、もうひとつ教えて頂いた事があった。同じ介護職でも現場の
方々とはまた違う形でケアマネ同志の繋がりは極めて横の繋がりを
強くしていけるかもしれないって事。そしてそれをどう自分なりに
形成して身につけて行くかって事。口コミじゃない。エビデンス
(根拠)を明確にして、目的を明確にして情報を伝え合うのだ。
事業所が関与しないお別れ会は、後日開催予定である。
全く気を遣わなくていい方々が、また少しだけ増えた。
でもまた別れとなった。それもこれもまた人生さ。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。