フィルムで撮影

年末に思いついて
銀塩カメラを復活
させ、潮岬キャンプ
ツーリングに持ち出して
みようかなと画策した
件については以前書いた。


実際に持ち出してみた。
その他にも幾枚か撮影した。結果は散々であった。色々撮ってみたが、
あれもこれも露出オーバーでロクなものがなかった。現像をお願いした
写真館の店主は・・・


店主「兄さん、これフィルムが旧いんじゃないかい?」と開口一番。
僕「いや実は旧いカメラを持ち出してかくかくしかじかでして」
店主「ああそうですか、そんな旧いカメラをねえ。でも露出やらの
   設定次第でそのカメラでももっと綺麗に撮れる筈だよ。今度
   持っておいで、教えてあげるよ」
僕「うーん、やはりカメラって奥が深いんですねえ、デジカメの性能に
  頼り切って自分で考えて撮らなくなっちゃったもんなあ」


そう云えば最後にフィルムを写真屋さんに現像に出したのって、一体
何時の事だっただろうか。時代は随分変わってしまった。露出を合わせ、
絞りを合わせ、ピントを合わせ、あーでもないこーでもないとカメラの
知識も技術も何もないけど時間を掛けて撮った旅先でのあの一枚この一枚。
解らないなりに気持ちを込めてシャッターを押していたっけ。


完全に露出オーバーだ。敗因はASA400のフィルムだろうか?
この旧いカメラならばASA100の感度で充分なのかもしれない。
このカメラを使っていた当時(1999年頃)は予算の関係上から
常にASA100のフィルムを使用していたっけ。


室内の暗さで撮ると、しかしまあまあな感じとなる。
我が愛猫メルくんの目力が捉えられている・・・気がする。
30年程前の撮影だと書いても通用してしまいそうな旧さ加減ではあるが。


もっと離れて撮影すべきだった。このヘタクソめ。


撮影して、写真屋さんに持ち込んで、現像して貰う。実際に
手に取るまではどんな写りかは判らない。以前はそれが当たり前
だった。腕もへたくれも無いけど、少しでも良い写真が撮りたかった
から、時間をかけてシャッターを切っていた。もうそんな時代じゃ
なくなってしまったらしい。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。