陰から陰へ

一瞬爽やかな風が
吹いたかと思ったが、
甘かった。やはり
蒸し暑さが戻って来た。


僕は下町の路地を
陰から陰を求めて
移動する。


仕事はなかなか片付かない。片付かないけれど時間はまるで
早送りでもしているかの様に容赦なくガンガン過ぎてゆく。
時の神様がまるで人々をとっとと消し去ってしまおうと画策
しているのではないか・・・なんて間の抜けた妄想が、この猛暑の
中僕の足りないアタマに沸いて出た。片付かない書類作成の一方で、
9月更新の方々の訪問調査の日程調整がこりゃまたガンガンと
押し寄せて来た。ひえーいやーん!!でもまあどうにか頑張るぞ。


本来ならば明日から「奇跡の6連休」の筈であり、それが実現したならば
僕は東北あたりに向けてキャンプ道具を積んだアフリカツインをぐぐぐっと
走らせていたのだろうが、そいつぁチクロかサッカリンよりも甘い算段って
ものだぜ(相変わらず表現が旧い)。どうにか仕事を片付ける為もあって
お盆休みは敢えて歯抜けの日程にした。それは残念な事ではあるが、
仕事が少しでも捗るのであればそれはそれで嬉しい。それに歯抜けに
したお陰でお盆休み以降の週末に3連休を貰える事となったのだからして、
ツーリングに行くのならその時にしちまおうではないか。どーせ明日から
天気が悪いみたいだし。


明日明後日は普通の土日休みです。レポート作成に費やすか。
ついでに折角手に入れた電子ピアノの練習なんざもしてみよか。
「奇跡の6連休」が実現しなかった事に、実は少しだけほっとしている。
仕事をどうにか進めたいから。でもそれ、何だかおかしいよね。
いや、そんなもんなのだろうか。


取り敢えず休みます。あれもしたいこれもしたいは一先ず置いといて。
寝ます。も少し夜更かしして寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。
ではまたね。