運河の向こうへ

運河にて

今週も始まりました。


気がつきゃ6月も
月末が近づいている。
うんざりする程時間が
素早く流れている。


定期訪問の合間に
他事業所への提供票
交付を行なっている。
毎月これの繰り返しだ。


時が経つこの速さは、毎月毎月やる事が決まっている所為だろうか。

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運河を渡った。空には青空が覗いていた。湿り気が強く纏わり
ついて来た。雨の匂いと気配があった。今は梅雨時なのだ。
以前はしょっちゅう訪れていた、今となっては懐かしさすら
憶える町を数年ぶりに訪れた。


その町に住む、とある方の元へ僕は定期的に通っていた。色々と
大変だったが遣り甲斐もあった。確か、3年は通ったのではなかろうか。
3年はあっと云う間であったが、密度は濃かったのではないかと思っている。


運河のほとりで少しだけ休憩した。ちいさな商店で買ったアイスを
くわえながら水の流れを見ていた。僕もこんな水みたいな存在なの
だろうな。流れてばかり。流されてばかり。時々、滞る。
やがて海原に出て、解き放たれる時が来るのを信じている。
戯れ言だろうか。叶う事があったとしても、それは最期の時なのだろうか。


運河を渡った。水の流れを見ていた。週明け早々、考え込んでしまった。
何で考え込んでしまったのかすら解らないような流れの中で。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。