雨の匂いの中で

夕刻になってとある
大病院の医者から
(正確には医者の
指示を受けた医療
連携室スタッフから)
「ケアマネ来てくれ」の
連絡を受けた。


突然入院された利用者さんの病状に関する事で僕に話して
おきたいそうな。


その利用者さんは身寄りが無いのでどうしても「ケアマネ来てくれ」
となってしまう。その病院までは自転車で約30分は掛かるが、まあ
一応仕事はひと段落して落ち着いているのでえっちらおっちら
出掛ける事とした。この4月からの介護保険法改正により、それまでの
医療連携加算」が「入院時情報連携加算」なる呼び名に変わった
情報提供による居宅介護支援費の加算が取得できるしね。こまめに
こうした加算を取っていかにゃあ「タダ働き」になっちまうのでね。
書類作って持って行きましたがな(本音としては・・・僕自身は
利用者さんが少しでも困らないようにしたいだけなのでそんな加算
なんざ正直どうだって良いのだが、立場上そうも云えない)。


利用者さんは入退院を繰り返しておられる方で、僕としても常に
気がかりな方である。担当医からは今後の治療方針等が伝えられ、
決して楽観出来ない旨もまた伝えられたのだった。此処だけの話、
も少しタダ働きせにゃどないもこないもならぬ状況が控えていそう。
こんな時にケアマネ業務の限界を突きつけられちまうんだよね。
そりゃボランティアじゃないのだから仕方がない。でもジレンマに
苛まれる。


お金にならない部分で動いている全国のケアマネさん達に幸あれ。
でも、お金にならない事を認めて下さる経営者なんて、まずいない。
しかしそれも仕方の無い事なのか? 仕方の無い事なのか・・・


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。