明るいうちに帰宅した

スクーリングの2日目。
相談援助演習。


今回は「基本的な
コミュニケーション
及び面接の技術の
習得。


午前中からグループワークであり、座学で眠くなる事は全く
なかったのがいい。


最初に行なったのは「自分にとって必要なもの」を10枚の
ちいさなカードにひとつづつ書き込んで、グループの皆さんの
それぞれの意見をまとめ、人間が生きて行くと云う事に関する
理論化を行なってみる(すみません上手く表現できないや)。
一種のKJ法なのかなあ・・・? でもひとつの同じテーマに
ついて個々人で考えてみると、それぞれ全く違う答え、考え方が
出現すると云う事実を目の当たりに出来た、実に興味深い
演習だったかな。


午後からも引き続きのグループワーク。そちらは相談援助技術に
おけるインテーク(初回面接)のロールプレイング。役割演技法って
やつですね。実際の面接場面をシチュエーションから参加者が設定し、
その一番最初のクライエント(この場合相談の依頼者)との面談を
実施してみるのである。


インテークという表現はケアマネ業に就いている僕にはそれなりに
馴染みのある表現ではあるが、今回のロールプレイングでは3分間と云う
制限が設定されている。実際の初回面談では場合によっては30分から
1時間。下手すりゃ、クライエントの主訴表現に極度な時間を要する
事もある(困っているけど、どう困っているのかがご自身で表現出来ない
案件ってのがあるのだ)。それを今回はたった3分間で行なうのである。
なかなかに難しい。けれどもごく短い時間の中でも見えて来るもの
だってある。瞬間の表情や言葉の端々に見え隠れするそれを援助者は
可能な限り的確に察知しなければならない。難しいけれどね。

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僕はケアマネだ。介護保険と云う狭い範疇の中で限界を感じつつも
支援業務にあたっている。時にその限界を逸脱してお金にもならない
支援をしてしまう事もある。ケアマネの仕事は好きだけれども、その
限界を何時も突きつけられ、どうしたものかと悩んでいる。でも、
悩む前に動き、見る前に跳ぶ必要があるのだ。将来、限界を越えて
純粋に支援業務に就ける立場になりたいと夢に見るが、それは無理な
夢なのだろうか。


僕は人と直截関わる仕事をしている。でも本音を云えば人間関係を
構築する事って苦手なんだ。


自分を知りたい。こんな仕事をしている自分とは何者なのだろうか、
何故、苦手だと思いながらもこの業務を突き詰めて行きたいと心底願うの
だろうか、あんまりお金にはならないし、誰に褒められる訳でもないのに。
何となく飛び込んでしまったこの業界。でも、こんなに遠くまで来て
しまった。何故こうなって、これからどうして行きたいのだろうか。
知りたい。感じたい。考えたい。その為の経験を積みたい。知識が欲しい。
もっともっと学びたい。今回の勉強は、その取っ掛かりになる筈なんだ。


演習前期の最終日は来週の土曜日。次はどんな事が学べるのだろうか。
愉しみにしている。


さて、明日からもまた忙しいぞ。給付管理の時期だし、新規プラン
作成も幾つか控えている。頑張らにゃね。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。