敵は誰だろうか

大阪靖国神社

久々に大阪靖国神社
界隈を通った。


写真にある木々の多くは
桜の木だ。まだまだ
蕾の状態だけれども、
やがて来る開花の日
待ち望むかのように
整然と空を仰いでいる。
・・・よーな気がする。


休憩時間が取れないので、こうした移動の合間に少しばかり
寄り道するってのが僕にとっては結構貴重な時間だったりする。
何となく疲れている。いや違う、疲れた気になっているだけだろう。
頑張りが足らない。いや違う、無理に頑張る事はやめたのだった。
しかし少しは頑張らないとやっぱり仕事が捗らない。そうやって
何となく疲れていくのです。

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今回の介護保険法改正は全国各地のケアマネさん達に、どのような
影響を与えているのであろうか。介護保険法は3年毎に改定される。
改定の度に利用しにくくなっている、と思う。民間から誰でも
参入出来るように甘い制度としてスタートした介護保険は、今後
徹底的に締め付けられ、給付を制限されて行くのであろう。
制度の崩壊もそう遠くないのではないかと、時に悲観しちまいそうだ。
厚労省の役人は恐らく自分が年老いて介護を受けねばならぬ事に
なったとしても、介護保険なんか使わなくともいいような経済的
余裕があるのでしょうからして「知るかい、庶民の事なんざ」ってな
所なのだろうかね。


なーんて解りやすい「敵」や「諸悪の根源」を設定するのは簡単だ。
でも、本当に求めなければならない問題が、根源的問題があるのでは
ないか。それは実は我々の業界自体にあるのだと思う。制度と闘う
為の知識の収集に疎く、若しくは関心すら持たず、目前の稼ぎにのみ
御執心な人々ってのが、この業界に蔓延っているからではないか。
そしてそれは役人が制度を改悪方向へのみに視点を向かわせてしまう
原因のひとつになってはいないのだろうか。


僕はまだまだケアマネとして大した仕事が出来ていないように思う。
しかしこの先行き不安定ながらも、それを頼って生活している方々の
支援にこうして関わってしまった以上、考えなければならない。
学び続けなければならない。改正だろうが改悪だろうが、その制度を
利用し続ける方々の生活が、僕の目の前にあるのだから。欠点だらけの
制度ではあっても、それを利用する事で成り立っている暮らしがそこに
あるのだから。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。