勝者は何処にもいない

勝利を我らに?

自治体が主催する
福祉事業者連絡会の
研修に参加した。


平成24年度の介護保険
制度改正の内容について
報告がなされたので
あるが、しかし実情は
この期に及んで厚労省
からのQ&Aが出ていない
為に正確な事は判らず、
その概要に触れたのみであった。


会場は地元の福祉事業者から来た方々で溢れ返っていた。
皆さん今度の改正については不明点が山積していて不安な
筈だ。何がどうなっているのか、なかなかに把握しにくい
改正内容になっているからだろう。介護予防なんてものが
現れた頃の改正に比べれば混乱は小さいだろうと云う意見も
あるようだが、改正する度にどうしたって混乱は起こるだろう。
混乱させるような改正しかぶつけてこない厚労省ってどうよ?


僕達が関わる居宅介護支援事業については僅かながらではあるが
増益が見込まれる。我がケアプランセンターは特定事業所加算
取得する為に現在下準備を行なっているのである。しかし加算を
取得する為の条件はやや厳しくなっており、事業所ぐるみで今後
体制をしっかりと整えて行こうと打ち合わせを毎日行なっている。


作成するケアプランの質も同時に上げて行きたい。管理者始め皆そう
思っている。大変ではあるが、これから一段と厳しくなるであろう
この業界に於いて如何にして生き残っていくかを真剣に考えて
行かなくてはならない。それは現在担当している利用者さん達の
生活を乱さない為にも繋がる・・・まあ綺麗事だと突っ込まれたら
はあそうですねと返すしかない部分も無きにしは非ずではあるが。
でも現実的には僕達にはそうやって自分達の仕事の質を上げて
行くしか道は他にないのだ。


生き残るのか消え行くのか。でも結局この制度のおかしさの前では
誰も勝てない。勝つ為だけに動く方はきっと誰かを犠牲にしている。
犠牲にしてまで勝つだけの価値があるのかないのかすらも解らない。
制度を決める連中の思惑は、恐らくその解らなさの連鎖と混乱へと
我々を陥れる事にあるのではないか、なんて思ってみたりして。


何だか最近考えてばかりいる。元々考えるだけのオツムも持たない
癖してね。寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。